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婚約指輪のダイヤモンドはどう選ぶ? カラット数やカットの選び方

婚約指輪のダイヤモンドはどう選ぶ? カラット数やカットの選び方

プロポーズの贈り物の定番といえば、やはりダイヤモンドの婚約指輪(エンゲージリング)。しかし、同じダイヤモンドの指輪でも、大きさやデザインは実に様々です。人生の大切な節目にお求めいただく婚約指輪ですので、よく吟味して納得がいくひとつを選ばれることが大切です。

 

今回は、婚約指輪のダイヤの平均的な大きさや人気のあるかたち(シェイプ)など、ダイヤモンドの婚約指輪を選ぶ際にどんな点に注目すれば良いのかについてご紹介します。婚約指輪の購入を検討されている方はぜひ参考にご覧ください。

ダイヤを選ぶ時に知っておきたい情報

ダイヤを選ぶ時に知っておきたい情報 ダイヤを選ぶ時に知っておきたい情報

ダイヤモンドは大きさを示すために「カラット」という単位が用いられます。しかし、ダイヤモンドの価格はカラット数だけで決まるわけではありません。ここでは、ダイヤを選ぶ際に知っておくと役立つ知識をまとめてご紹介します。

婚約指輪のダイヤは平均何カラット?

「カラット(ct)」はダイヤの重さを表す単位です。重いダイヤほど直径も大きくなるため、カラット数が高いほど大粒になります。

 

婚約指輪の相場としては、重さが0.2~0.4ct、20~30万円を予算として選ばれるカップルが多くいらっしゃいます。ただし、相場や人気はあくまでも参考に、お相手の気に入った、または喜んでもらえると思う婚約指輪を選ぶことをおすすめいたします。

 

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カラット数は指輪のデザインを考えて選ぶ

婚約指輪のデザインにはいくつか種類があります。婚約指輪としてダイヤモンドを贈る場合には、単にカラット数が高ければいいということではなく、デザインとどう調和させるかが大切です。

 

中心に石を1粒留め、ダイヤそのものの美しさを楽しむソリティア(立爪)デザインの指輪の場合は、大きさがあるものの方が見栄えがよくなります。一方、小さなダイヤモンドを全周に敷き詰めたエタニティリングの場合は、大きなダイヤモンドを数個並べるより小粒のダイヤモンドを数多く敷き詰めた方がより繊細で美しい印象を与えます。


また、中心にメインとなるダイヤモンドがそれほど大きくなくてもメインとなる石の周辺に小さなダイヤモンドを添えるメレや、メインとなる石を小さなダイヤモンドで囲むパヴェの指輪も人気があります。

ダイヤの価値を決める「4C」って?

ダイヤモンドの品質には4つの要素があり、それぞれの頭文字をとって「4C」と呼ばれています。これは1931年にGIA(米国宝石学会)によって定められた国際的な統一基準です。

 

ダイヤの価値を決める「4C」って?

 

【Carat(カラット:重さ)】

カラットはダイヤモンドの重さを示す単位で、1カラット(ct)は0.2グラムです。ダイヤモンドの原石の多くは1ct未満のもので、それ以上のものは希少価値が高くなります。

 

【Color(カラー:色)】

お色のグレードは最上位のDからZまで細分化されています。グレードがDに向かうほど無色透明に近くなっていきます。しかしカラーダイヤの場合は、白色ダイヤとは異なる評価がなされます。

 

【Clarity(クラリティ:透明度)】

クラリティはダイヤモンドの内部や外部に特徴的な要素がないかを示す指標で、無傷のものから肉眼で確認できる内包物がある、というレベルまで11段階にわけられています。

 

【Cut(カット:形状・研磨)】

職人の腕の見せ所であるカットの魅力が評価されています。対称性や表面仕上げを考慮し、ダイヤモンドを見た時に明るい部分と暗い部分が均等なパターンになるのが最上級のカットです。Excellent(エクセレント)からpoor(プア)まで5ランクにわけられています。

 

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ダイヤの魅力を最大限に引き出す「ラウンドブリリアンカット」

ダイヤモンドは美しく見えるよう、様々なカット法が考えられてきました。20世紀になって登場し、現在も人気が高いカット方法が「ラウンドブリリアンカット」です。このカット法は、ダイヤモンドが光を受けて最も美しく輝く形状として理論的に導き出されたもので、上から見た時はダイヤが丸形になるよう仕上げられています。

 

このほか真上から見た時に楕円形になるようにカットした「オーバル・ブリリアント・カット」をはじめ、しずく型の「ペアシェープ・ブリリアント・カット」、ハートのかたちにカットした「ハートシェープ・ブリリアント・カット」、角をおとした長方形型の「エメラルド・カット」などがあります。

ダイヤを選ぶ時は自分の目で見てお気に入りのものを

婚約指輪を選ぶ際は、ブランドや予算など気になる要素がたくさんあります。ダイヤモンドに注目してみると、ダイヤには「4C」という評価基準があり、それぞれの観点で美しさが評価されます。

 

しかし、婚約指輪はお相手のことを想いながら選ぶものです。4Cだけを基準にすることなく、自分の目で確かめて気に入ったものを選ぶことも大切です。予算や着ける頻度なども考えながら、婚約の印として、おふたりにふさわしい世界にひとつだけのダイヤモンドを選ばれてはいかがでしょうか。

 

 

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