アニバーサリー2026.6.16

新婚夫婦の生活費は月いくら?内訳とふたりで決めておきたいこと

contents

※記事内容は、4℃の商品・サービスと異なる場合がございます。予めご了承ください。

新生活が始まる前後で、多くのふたりがぶつかるのが「結局、月いくらかかるんだろう」という疑問です。

・家賃や食費の相場がわからず、予算が立てられない
・共働きと片働きで、どのくらい差が出るのか知りたい
・ふたりでどう分担すればよいか、まだ話し合えていない

ひとり暮らしの感覚のままだと、ふたり暮らしの生活費はつかみにくいものです。住む場所、働き方、価値観によって金額の幅は大きく、「平均はこのくらい」と言われても、自分たちに当てはまるとは限らないからです。

この記事では、新婚夫婦の生活費の内訳と、ふたりで決めておきたい考え方を整理します。

結婚前後の準備についても知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
婚約期間の長さはどれくらい?期間中に行いたい結婚準備や過ごし方

新婚夫婦の生活費は、月いくらが目安?

新婚夫婦の生活費は、月いくらが目安?

まずは全体像から。月28万円前後がひとつの目安

総務省の「家計調査」では、夫婦のみで暮らす世帯(世帯主が60歳未満の勤労者世帯)の1か月の消費支出が公表されています。
2025年の数値では、共働き夫婦で約28.3万円、夫のみが働く片働き夫婦で約26.3万円でした。

※自動車関係費・教育費・仕送り金を除く

その差は月にして約2万円で「片働きのほうがずっと節約できるのでは」と感じる方もいるかもしれませんが、これはあくまで全国平均です。
住む地域や働き方、ふたりの生活スタイルによって実際の金額は5万円以上ぶれることもあります。
目安として頭に入れたうえで、「自分たちの場合はどうか」を考えることが大切です。

共働き夫婦と片働き夫婦の生活費内訳

下の表は、家計調査をもとに新婚層に近い「夫婦のみ世帯(世帯主60歳未満)」の支出をまとめたものです。

項目共働き片働き(夫のみ有業)
食費(外食含む)81,458円79,254円
住居(家賃など)※社宅含む31,479円25,349円
光熱・水道20,582円20,017円
家具・家事用品12,046円10,672円
被服・履物11,193円9,163円
保健医療14,784円16,869円
交通8,646円8,090円
通信12,406円11,188円
教養娯楽32,628円30,824円
その他(理美容・交際費など)57,510円51,871円
合計282,732円263,297円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編二人以上の世帯表(2025年)

ひとつ注意したいのは、表の「住居費」が3万円前後と低めに出ていることです。これは持ち家や社宅住まいが含まれた平均値のため、賃貸物件の家賃を別途想定する必要があります。実際には、ふたり暮らしの家賃で月8万〜13万円程度を見込んでおくと現実に近づきます(地域差が大きい項目です)。

「平均より高い/低い」で焦らなくて大丈夫

平均値を見ると、つい自分たちの支出と比べてしまいます。
けれど、生活費はふたりの暮らし方によって大きく変わるものです。

たとえば、以下のようなケースが考えられます。

・都市部の賃貸に住むふたりと、地方で実家近くに住むふたりでは、家賃が倍以上違う
・自炊中心のふたりと、外食やデリバリーが多いふたりでは、食費が2万円以上変わる
・趣味や交際にお金をかけたいふたりと、貯蓄を優先したいふたりでは、教養娯楽費の使い方も変わる

平均より高い項目があっても、ふたりが納得して使っているなら問題はありません。
逆に、平均より低くても無理を重ねていれば長続きしません。
大事なのは、平均と比べることではなく、自分たちの中で「この金額なら気持ちよく暮らせる」という感覚を持てることです。

内訳ごとに見る、新婚生活費の中身

家賃は手取りの3分の1以内に収めたい

固定費の中でいちばん金額が大きく、毎月確実に出ていくのが家賃です。
一般的には、ふたりの手取り収入の合計の3分の1以内が無理のない目安とされています。

たとえば手取り合計が月45万円なら、家賃の上限は15万円が目安です。
これを超えると、食費や貯蓄を切り詰めても余裕が出にくくなります。

家賃を決めるときに見落としがちなのが、共益費・駐車場代・更新料・火災保険などの周辺コストです。家賃8万円の物件でも、共益費5,000円・駐車場1万円・火災保険の月割りなどを足すと、実質的な住居費は月10万円近くになります。
物件選びでは、家賃そのものより「住居にかかる費用の合計」で考えると、後から想定外の出費に驚かずに済みます。

食費はふたりで月7万〜9万円が現実的なライン

家計調査の平均は約8万円ですが、内訳は「家での食事」と「外食」が半分ずつくらいです。
新婚のうちは外食やデリバリーが増えやすく、気づくと食費が10万円を超えていた、という声もよく聞きます。

食費を考えるときの分かれ目は、「ふたりで料理をする時間が取れるかどうか」です。
共働きで帰宅が遅いふたりほど、外食や中食(惣菜・お弁当)に頼る場面が増え、食費が上がる傾向があります。

無理に自炊を増やすより、「平日は中食でも気にしない、週末はふたりで作る」のように、ふたりのペースに合った形を最初に決めておくと、ストレスが少なくなります。

光熱・水道費は、住まいと季節で大きく変わる

光熱・水道費は月2万円前後が平均ですが、これも条件で振れ幅が大きい項目です。
電気代は契約アンペアや住まいの広さ、ガス代は都市ガスかプロパンガスかで、毎月数千円の差が出ます。

入居後最初の冬や夏ひとり暮らし時代より光熱費が上がりやすいタイミングです。
「先月より高くなった」と慌てず、最初の1年は季節ごとの変動を見ておくくらいの気持ちでいると気が楽です。

通信費・サブスクは見直しの効きやすい項目

通信費はふたりで月2万円ほどが平均です。スマホのプラン、自宅のインターネット、動画配信や音楽配信のサブスクリプションなど、項目が分散していて全体像を把握しにくいのが特徴です。

新生活の落ち着いたタイミングで、一度ふたりで契約を棚卸ししてみると、重複や使っていないサービスが見つかることがよくあります。契約の見直しは固定費を下げやすく、一度の手間で毎月の支出を減らしやすい方法です。

「その他」に含まれる交際費・美容費が意外と大きい

家計調査で「その他の消費支出」に分類される項目には、理美容費・交際費・冠婚葬祭費などが含まれます。共働き夫婦で月約6万円と、食費に次ぐボリュームです。

結婚した年は、友人の結婚式が続いたり、両家への帰省や手土産が重なったりと、交際費が膨らみやすい時期でもあります。毎月の固定費に加えて、「年単位で必要なお金」を別枠で見ておくと、急な出費に慌てにくくなります。

ふたりで決めておきたい、お金のこと

「いくら使うか」より、「どう分担するか」を先に話す

新婚カップルからよく聞くのが、「金額の話より、分担の話のほうがもめる」という声です。
生活費の総額は調べればわかりますが、「誰が、何を、いくら負担するか」は、ふたりで決めるしかありません。

分担の方法には、いくつかパターンがあります。

共通口座方式:毎月決まった額をふたりで出し合い、共通口座から生活費を支払う
項目別分担:家賃は夫、食費・光熱費は妻、というように費目ごとに担当を分ける
収入比例方式:手取り収入の比率に応じて負担額を決める

どの方法が正解、ということはありません。
収入差、価値観、お金の管理が得意かどうかで、ふたりに合う形は変わります。
まずは仮の方法で半年ほど試して、合わなければ見直す、というつもりで始めるのが続けやすい進め方です。

「使うお金」と「貯めるお金」を最初に分ける

新婚の時期は、生活が安定する前にお金を使ってしまいやすい時期でもあります。
新居の家具・家電、新婚旅行、結婚式関連の支払いなど、まとまった出費が続くからです。

そのうえで、ふたりで貯めておきたいお金もあります。

・生活防衛費(収入が途絶えたときのための、生活費6か月分が目安)
・将来のためのお金(住宅購入、出産、教育など)
・ふたりの記念に使うお金(結婚記念日、旅行、節目のジュエリーなど)

これらをすべて「余ったら貯める」にしてしまうと、なかなか貯まりません。
毎月の収入から自動的に貯蓄分を引いて、残りで生活する形をつくっておくと、無理なく続きます。

お金の話し合いは、月1回30分でいい

家計の話は、つい後回しになりがちです。
ですが、まったく話さないまま数か月が過ぎると、知らないうちにすれ違いが大きくなることがあります。

おすすめは、月に1回、30分でいいので「ふたりでお金の話をする時間」を決めておくことです。
先月の支出を振り返り、今月の予定を確認するだけでも、お互いの感覚のずれが大きくなる前に修正できます。

新婚の時期にこの習慣をつくっておくと、住まいや子どものことを考える場面でも自然に話し合える関係になっていきます。
お金の話し合いは、ふたりの将来を一緒に考えるための時間でもあります。

まとめ|数字は目安、決めるのはふたり

新婚夫婦の生活費は、共働きで月28万円前後、片働きで26万円前後が全国平均のひとつの目安です。
ただし、住む地域や働き方、価値観によって、実際の金額は大きく振れます。

平均と比べて一喜一憂するよりも、まずは内訳の全体像をつかみ、自分たちの生活に当てはめてみることが出発点です。

そのうえで、

・家賃は手取りの3分の1以内に
・食費・光熱費・通信費は、生活スタイルに合わせて柔軟に
・分担方法と貯蓄のルールは、最初に話し合って仮で決める

このあたりを押さえておくと、最初の1年を落ち着いて過ごしやすくなります。

結婚にまつわるお金は、毎月の生活費だけではありません。住まい、結婚式、新婚旅行、そして指輪や記念日のための積み立てなど、ふたりの暮らしには複数の軸があります。

すべてを一度に整える必要はありません。ふたりの優先順位を確認しながら、少しずつ形にしていけば大丈夫です。

新生活の入り口で迷ったときは、金額の正解を探すよりも、ふたりで話す時間を増やすことから始めてみてください。

結婚指輪の予算についても考えておきたい方は、こちらの記事も参考になります。
結婚指輪の値段相場は平均でいくら?2人の予算に合わせた購入のポイント