婚約指輪の素材として使われることが多いプラチナと比べて、ゴールドを使った婚約指輪にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、ゴールドの婚約指輪の特徴を具体的に解説します。

金は純金である24金（24K）に近づくほど柔らかく繊細になりますが、婚約指輪をはじめとしたジュエリー類に使われることが多い18金（18K）は変色しづらく強度も高いため、その輝きを長く保つことができます。   「24金」や「18金」とはゴールドの純度を表す単位で、24金は金の純度99％以上のもの、18金は金の含有量が75％、残りの25％に銀や銅などを配合して作られたものを指します。18金の場合、配合する金属やその比率によって色味が変わるのも特徴です。

一般的に黄味がかっていることが多い日本人の肌色には、ゴールドの色合いが手によく馴染むと言われています。肌色には個人差もあるため、実際に店舗で試着して自身に合う色味を探してみると良いでしょう。   また、ゴールドは「イエローゴールド」「ホワイトゴールド」などのカラーバリエーションも豊富なため、肌馴染みだけでなくファッションに合わせて色合いを選ぶこともできます。

前述したように、ゴールドは銅や銀など混ぜる金属の割合によって色味が変わるため、色味の種類が豊富です。 ここでは、婚約指輪や結婚指輪に使われることが多い3色のゴールドについて、それぞれの特徴をご紹介します。

金色に輝くイエローゴールドは日本人の肌色によく馴染み、カジュアルファッションにも合わせやすいのが特徴です。プラチナの輝きと合わさることで華やかさが増すため、プラチナの結婚指輪との重ね着けにも向いています。   また、もともと黄味が強めな指輪になるので他の色味に比べると変色しても分かりづらく、銅などを混ぜた合金なので耐久性もあり、日常生活でも身に着けやすい指輪です。

ホワイトゴールドは金に銀やパラジウムといった金属を混ぜて作られており、プラチナのような色味が特徴です。特にホワイトゴールドはロジウムで表面にメッキ加工を施しているものがほとんどで、この加工によりプラチナと同じ白銀色を表現しています。   色味が似ているプラチナに比べ硬度が高く、価格も安く抑えられる場合が多いため、プラチナではなくホワイトゴールドを指輪の素材に選ぶことで予算を抑え、施す宝石をグレードアップすることもできます。   素材自体の重さもプラチナに比べて軽いので、着け心地が軽い指輪をお探しの場合、ホワイトゴールドはおすすめです。ただし、メッキ加工が剥がれ色合いが変わってしまうことがあるため注意しましょう。 また、エンゲージリングをホワイトゴールドで作成していないブランドもあるので、ホワイトゴールドのエンゲージリングを希望する場合は確認が必要です。

ピンクゴールドは銅を多めに配合して作られるため、ピンクがかった色味になります。銅の含有量によってピンクの色味は異なるので、ピンクゴールドを選ぶ場合は一度試着をしてみて、自分の肌に合う色味の指輪を見つけるとよいでしょう。   銅を多めに含む分、他のゴールドの婚約指輪に比べて強度が高く傷や変形に強いので、「毎日着けていたいから、丈夫な指輪を探している」という方にもおすすめです。   また、ピンクゴールドもイエローゴールドと同じように一般的な日本人の肌色に馴染みやすい色味で、ファッション性が高くさまざまな装いに合うという特徴もあります。

ゴールドの婚約指輪は、プラチナの婚約指輪よりも日本人の肌に馴染みやすく色の種類が豊富であるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、イエローゴールドやピンクゴールドなど色味によって指輪の特徴が大きく変わるため、実際に試着をしてみて肌馴染みや着け心地を確かめてみることが大切です。 婚約指輪といえばプラチナ素材の指輪が定番ですが、ゴールド素材の指輪も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。