新婚生活・暮らし2026.7.10

新婚夫婦のライフプランはどう立てる?話し合っておきたいことと将来のお金

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結婚して暮らしが始まると、これからのお金や将来の計画が気になり始めるふたりは多いものです。

・漠然とお金の不安はあるけれど、何から考えればいいかわからない

・子どもや住まいのことを、いつ話し合えばいいか迷っている

・ライフプランという言葉は聞くけれど、難しそうで手をつけられていない

ライフプランは、これからの暮らしやお金の見通しを、ふたりで描いておくことです。大切なのは、完璧な計画表を作ることではなく、ふたりの将来を一度すり合わせておくことです。早めに話しておくと、後の大きな決断で慌てにくくなります。
この記事では、新婚のうちに話し合っておきたいことと、ライフプランの立て方を整理します。
新生活のお金の全体像も知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
新婚夫婦の生活費は月いくら?内訳とふたりで決めておきたいこと

新婚のうちにライフプランを考えておきたいのはなぜ?

結婚後は、住まい、子ども、働き方、お金など、大きな決断が必要になる場面も増えていきます。そのときになって初めて話し合うと、お互いの考えが違っていて慌てることがあります。
新婚の時期は、まだ大きな出費が重なる前で、生活も落ち着き始める頃です。この時期に一度ふたりの希望を共有しておくと、後の選択がぐっと進めやすくなります
ライフプランは、将来を細かく決めてしまうものではありません。大まかな方向をそろえておくだけでも、これから先の話し合いが楽になります。

新婚夫婦のライフプランで話し合っておきたいこと

ライフプランは、漠然と「将来を考えよう」とすると進みにくいものです。項目ごとに分けると、何を話せばよいかが見えてきます。
下の表は、新婚のうちに話し合っておきたい項目と、考える切り口をまとめたものです。

項目考えておきたい点話し合いの切り口
お金家計の管理方法、毎月の貯蓄財布を一緒にするか、いくら貯めるか
住まい賃貸か購入か、住む場所いつ頃どんな暮らしをしたいか
働き方共働きか片働きか、転職や転勤ライフステージごとにどう働くか
子ども希望の有無、時期や人数いつ頃を考えているか
将来の楽しみ旅行、趣味、やりたいことふたりで叶えたいことは何か

すべてを一度に決める必要はありません。今いちばん気になっている項目から、ひとつずつ話していくと負担になりにくいです。考えが変わってもよいので、まずは今の気持ちを共有しておくことが出発点になります。

ライフプランで押さえておきたい将来のお金の目安

ライフプランを考えるうえで、これから大きな支出がいつ頃来るのかを知っておくと、見通しが立てやすくなります。金額は地域や進路によって幅がありますが、おおよその目安を押さえておくと安心です。
下の表は、結婚後に想定される主な支出の目安です。教育費は、幼稚園から高校までの学習費に加え、大学進学費用を含めるかどうかで総額が変わります。すべて公立か私立か、大学の進路、自宅通学かどうかによって差が大きいため、ここでは大まかな目安として確認しておきましょう。

ライフイベント費用の目安補足
出産(正常分娩)全国平均で約52万円出産育児一時金などで負担を軽減できる
教育費(ひとり・すべて公立)約1,000万円幼稚園から大学までの総額の目安
教育費(ひとり・すべて私立)約2,500万〜3,000万円進路によって大きく変わる
住宅の購入数千万円規模地域や物件で差が大きい
老後の備え長期で準備が必要公的年金に加えて少しずつ用意する

正常分娩の出産費用は、令和6年度の全国平均で約52万円とされています。出産育児一時金などの制度で負担を抑えられるため、利用できる制度もあわせて確認しておくと安心です。
教育費は、すべて公立に進んだ場合でひとりあたり約1,000万円、すべて私立に進んだ場合は約2,500万〜3,000万円が目安とされています。これらは大きな金額ですが、一度に必要になるわけではなく、十数年かけて少しずつ準備するものです。今すぐ全額を用意するものではないため、時期に合わせて少しずつ備えていきましょう。

【新婚夫婦向け】ライフプランの立て方

数字を前にすると身構えてしまいがちですが、手順はシンプルです。まず書き出すところから始めてみてください。

ライフイベントを書き出す

まずは、これから起きそうな出来事を時間の流れにそって書き出します。住まいの購入、出産、子どもの進学など、思いつくものを並べるだけで十分です。年齢や時期の目安を添えると、いつ頃お金がかかるかが見えてきます。

収入と支出の見通しを立てる

次に、毎月の収入と支出のおおまかな見通しを書き出します。今の家計をもとに、将来の出来事に合わせて変化しそうなところを加えていくと、貯めておきたい時期が見えてきます。
細かく計算しようとすると続きにくいので、最初は大きな金額の流れをつかむだけで構いません。

定期的に見直す

ライフプランは、一度作って終わりではありません。転職や引っ越し、子どもの誕生など、暮らしが変われば前提も変わります。年に一度など、節目のタイミングで見直すと、その時々のふたりに合った計画に整えていけます。

話し合いで迷いがちな「お金の管理方法」3つのパターン

ライフプランを立てるうえで、お金をどう管理するかも重要なテーマです。一般的に以下の3つのパターンが多く選ばれています。

共通口座方式:生活費として必要な分を、ふたりで一定額ずつ共通口座に入金し、そこから支払う方法です。残りの収入はそれぞれが管理します。

項目別分担:「家賃は夫、食費・光熱費は妻」といったように、費目ごとに担当を分ける方法です。どちらが何を支払っているかが明確になります。

収入比例方式:お互いの収入の手取り額に応じて、生活費の負担割合を決める方法です。収入差がある場合に公平感を保ちやすいのが特徴です。

どれが正解というものではなく、お互いの収入状況や「管理の手間を減らしたい」「自由度は確保したい」といった希望に合わせて選んでみてください。

無理なく続けるためのコツ

ライフプランは、きっちり作り込むほどよいものではありません。続けやすい形にしておくほうが、結果的に役に立ちます。
最初から完璧を目指さず、大まかな見通しから始めるのがおすすめです。数字が細かすぎると、見直すのが億劫になってしまいます。ざっくりとした方向が見えていれば、十分です。

無理のない貯蓄のポイント

貯蓄を始めるときは、生活費とは別に少額からでも積み立てておくと、無理なく続けやすくなります。NISAやiDeCoなどの制度を使う方法もあります。これらは運用次第で資産が増えることもある一方、値動きによって元本を下回ることもあります。また、iDeCoは原則として60歳になるまで引き出すことができないなど、制度ごとにルールがあります。仕組みと注意点を確認したうえで、生活に支障のない範囲で取り入れることをおすすめします。詳しくは金融庁のNISA特設サイトや、iDeCo公式サイトを確認しましょう。
迷ったときは、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談する方法もあります。ただし、最終的に何を大切にするかを決めるのはふたり自身です。人の正解をそのまま当てはめるより、ふたりの希望に合った形を選ぶことが、続けやすいライフプランにつながります。

意見が合わないときは?ふたりの未来をすり合わせるコツ

ライフプランは、お互いの希望がすべて一致するとは限りません。意見が割れたときは、以下の考え方を参考にしてみてください。

完璧を目指さない

最初から100%完璧な計画を作る必要はありません。まずは「今年は何を優先するか」といった短期的な目標から合わせるだけでも十分です。

優先順位を決める

「今年は旅行にお金を使い、来年は貯金を優先する」といったように、時期をずらして希望を叶える方法を検討しましょう。

「どう譲歩するか」を話し合う

意見が割れたときは、なぜそうしたいのかを伝え合うだけでも、お互いの優先順位が見えてきます。落としどころはそこから探せます。

まとめ|計画より、ふたりで話す時間を大切に

新婚のうちにライフプランを考えておくと、これから訪れる大きな決断に、落ち着いて向き合いやすくなります。お金・住まい・働き方・子どもといった項目を、気になるところからひとつずつ話していくとよいでしょう。
将来の支出には大きな金額もありますが、どれも一度に必要になるわけではありません。時期と目安を知っておけば、今から少しずつ備えていけます。一度立てた計画も、暮らしの変化に合わせて見直していけば大丈夫です。
意見が割れたときは、なぜそうしたいのかを伝え合うだけでも、お互いの優先順位が見えてきます。落としどころはそこから探せます。焦らず、ふたりのペースで将来の計画を描いていってください。

参照

厚生労働省「医療保険制度における出産に対する支援の強化について」(第201回 社会保障審議会医療保険部会 資料)

文部科学省「子供の学習費調査 結果の概要」

日本政策金融公庫「教育資金はいくら必要?かかる目安額」

金融庁「NISA特設ウェブサイト」

iDeCo公式サイト「iDeCoの加入資格・掛金・受取方法等」

この記事の監修者

ブライダルジャーナル監修チーム

ブライダルジャーナル監修チーム

100店舗以上を持つ4℃ブランドで、ブラダルジュエリー販売歴約15年のブライダルアドバイザーが在籍。
店頭での接客経験を活かし、婚約指輪・結婚指輪の選び方や、購入前に知っておきたいポイントを監修。