
結婚式の準備を進めるなかで、「ブライダルメイクは普段のメイクと何が違う?」「いつもの自分とかけ離れた仕上がりにならない?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
・ナチュラルメイクが好きでも、結婚式では濃くしたほうがよい?
・ヘアメイク担当者に何を伝えればよい?
・メイクリハーサルはしたほうがよい?
・お色直しではメイクも変える?
ブライダルメイクは、単に普段より濃いメイクではありません。衣装やヘアスタイルとのバランス、会場の照明、写真で見たときの印象、長時間過ごすことまで考えて仕上げるメイクです。
大切なのは、普段の自分らしさを残しながら、結婚式で着る衣装や目指す雰囲気に合うメイクを考えることです。
この記事では、ブライダルメイクと普段のメイクの違いから、似合うメイクの決め方、ヘアメイク担当者への伝え方、リハーサルやセルフメイク、お色直しのポイントまで順番に紹介します。
髪型もあわせて検討している方は、こちらの記事も参考になります。
結婚式の花嫁髪型ガイド|プロが教える選び方とコツ


ブライダルメイクは普段のメイクと何が違う?
結婚式では、普段より華やかな衣装を着て、会場のさまざまな場所で写真を撮ります。
そのためブライダルメイクは、鏡を近くで見たときだけではなく、衣装を着た全身・少し離れた位置・写真に写った状態まで含めて考えましょう。華やかな衣装やライト、写真写り、ゲストとの距離を考え、普段よりはっきりとしたメイクがおすすめです。
| 比較するポイント | 普段のメイク | ブライダルメイク |
| 合わせるもの | 日常の服装や予定 | ドレス・和装・ヘア・ブーケ・会場 |
| 見られる距離 | 比較的近い距離が中心 | 近距離から遠くまで |
| 写真 | 日常的な撮影 | 記念写真・挙式・披露宴など |
| 持続時間 | 数時間の場合もある | 支度から披露宴まで長時間になることがある |
| 仕上がり | 普段の好みを中心にする | 普段の好みと衣装・会場のバランスを取る |
「ブライダルメイク=濃いメイク」と考える必要はありません。
普段ナチュラルメイクをしているなら、その雰囲気を残しつつ、ベースや眉、目元、リップなど必要な部分に存在感を加える方法もあります。
結婚式のブライダルメイクは何から決める?
アイシャドウやリップの色から決めるより、先に「全体をどのように見せたいか」を整理すると選びやすくなります。
なりたい雰囲気を言葉にする
まずは、当日の自分をどのような印象にしたいか考えてみましょう。
例
・やわらかく自然な雰囲気
・上品で落ち着いた雰囲気
・明るく軽やかな雰囲気
・大人っぽくすっきりした雰囲気
・色を効かせた印象的な雰囲気
好きな写真を集めるときも、「リップの色が好き」「眉の濃さはこのくらい」「肌のツヤ感が好み」など、写真のどこに惹かれたのかまで整理すると伝わりやすくなります。
ドレス・髪型・アクセサリーとのバランスを見る
ブライダルメイクは顔だけで完成するものではありません。
ドレスの色や素材、ヘアスタイル、イヤリングなどを含めて全体を見ると、メイクの方向性を決めやすくなります。理想のメイクだけでなく、ドレスや小物、ブーケ、会場の写真をヘアメイク担当者へ共有しておきましょう。
特にドレス試着時の写真は、衣装の色や胸元のデザインまで確認できるため、ヘアメイク相談には欠かせません。婚約指輪や結婚指輪を付ける場合は、そのイメージにあわせてメイクの方向性を考えることもできます。


【パーツ別】ブライダルメイクで確認したいポイント

結婚式のメイクは、ひとつのパーツだけを目立たせるより、顔全体のバランスを見ながら調整します。
ベースメイク
肌は、メイク全体の印象を左右する部分です。
ツヤを感じる仕上がり、落ち着いた質感など、希望する雰囲気を担当者へ伝えましょう。
結婚式当日は、挙式・披露宴を通して長い時間メイクをしたまま過ごします。さらに、汗、涙なども考慮し、ベースメイクを丁寧に仕上げましょう。
普段のメイクだけを基準に「厚い」「薄い」と判断せず、鏡と写真の両方で仕上がりを見ることも大切です。
眉・アイメイク
眉や目元のメイクは、顔の印象をつくる部分です。
普段より少しだけ眉を整えたり、アイラインやまつ毛で目元を引き締めたりすると、ドレスを着たときにバランスが取れることがあります。
ただし、普段使わない色や形を取り入れる必要はありません。
濃いアイラインが苦手、眉を太くしたくない、ラメを控えたいなど、好みがある場合は事前に伝えましょう。
チーク・リップ
チークやリップは、顔色だけでなくドレス全体の印象にも関わります。
ピンク、コーラル、ベージュ、赤など、同じ色でも明るさや鮮やかさによって見え方は変わります。カラードレスへお色直しする場合は、ドレスに合わせてリップやアイメイクの色を一部変える方法もあります。
ブライダルメイクの希望をうまく伝えるコツ
ブライダルメイクで後から「思っていた雰囲気と違った」と感じるのを防ぐには、好きなものだけでなく、避けたい仕上がりも共有しておくことが役立ちます。
好きなメイクの写真を複数用意する
参考写真は1枚に絞らなくてもかまいません。
たとえば、
・この写真の肌の質感が好き
・目元はこちらに近づけたい
・リップはこのくらいの色にしたい
と、パーツごとに写真を用意する方法もあります。希望するメイク以外にも衣装・会場の写真も共有しておくのもおすすめです。
「したいこと」と同じくらい「避けたいこと」を伝える
希望を伝えるときに見落としやすいのが、苦手なメイクです。
・眉を濃くしすぎたくない
・マットなリップは苦手
・アイラインを長くしたくない
・強いラメは控えたい
・肌を必要以上に明るく見せたくない
「お任せします」だけで終わらせず、自分が気になるポイントを数個伝えておくと、担当者も方向性をつかみやすくなります。
肌質や使えない化粧品があれば事前に相談する
化粧品で刺激を感じた経験がある場合や、普段使用を避けている成分・アイテムがある場合は、事前に担当者や会場へ相談しましょう。
自分の化粧品を使いたい場合も、持ち込みできるかを先に確認します。肌質や合わない化粧品、普段のメイクでのこだわりをヘアメイク担当者へ伝えておくとよいでしょう。
ヘアメイクリハーサルでは何を確認する?
ヘアメイクリハーサルをする場合は、ただ完成した顔を見るだけでなく、当日の衣装を着た状態まで想像しながら確認することがポイントです。
確認しておきたいのは次のような点です。
・正面だけでなく横顔も気にならないか
・自然光や室内で見たときに印象が違いすぎないか
・写真に撮ったときの眉・目元・リップの濃さ
・普段の自分らしさが残っているか
・ドレスや髪型と合わせたときに違和感がないか
・直してほしい部分を具体的に伝えられるか
・お色直しでどこを変更するか
ヘアメイクリハーサルでは複数のメイクを試したり、仕上がりや似合い方を確認できます。一方、追加料金が発生したり、当日の担当者ではない方が担当する場合もあります。そのため、リハーサルを申し込む前に、料金・試せるスタイル数・当日と同じ担当者かなどを会場へ確認しておくとよいでしょう。
雰囲気・衣装別に考えるブライダルメイク
メイクの名前から選ぶより、衣装や目指したい雰囲気との組み合わせを考えてみましょう。
| 衣装・雰囲気 | メイクを考えるポイント |
| 白いウェディングドレス | 肌の質感、眉・目元・リップのバランスを見る |
| 淡いカラードレス | 衣装に埋もれないようリップやチークの色を調整 |
| 濃色のカラードレス | ドレスとのコントラストを見ながら目元やリップを決める |
| ナチュラルな会場 | 抜け感を残しつつ、写真でも顔立ちが伝わる仕上がりに |
| クラシカルな会場 | 眉やリップなど輪郭を意識したメイクも候補 |
| 和装 | 着物の色・髪型・髪飾りまで含めて考える |
「ウェディングドレスなら必ずこのメイク」という決まりはありません。
同じ白いドレスでも、シンプルなドレスと装飾の多いドレスでは全身の印象が変わります。
衣装名ではなく、実際に着る衣装の写真を見ながら決めることが、自分たちの結婚式に合うメイクを考える近道です。
和装のブライダルメイクは洋装と同じでもいい?
白無垢や色打掛を着る場合も、現代的な洋髪とメイクを組み合わせる方法があります。
一方で、白く仕上げる伝統的な水化粧などを希望する場合もあるため、どのような和装スタイルにしたいのかを衣装・髪型と一緒に相談しましょう。和装では伝統的な水化粧と洋装に近いベースメイク、どちらも選べる場合がほとんどです。
特に洋装へのお色直しを予定している場合は、メイクチェンジに必要な時間も含めて会場担当者へ確認しておくと、当日の流れがスムーズになります。
結婚式のブライダルメイクは自分でしてもいい?
普段からメイクにこだわりがあり、「自分で仕上げたい」と考える方もいるでしょう。
セルフメイクができるかは式場の対応によっても異なるため、まず確認が必要です。自分で一部メイクを仕上げたり、プロにベースを任せてポイントメイクを自分で行ったりできる場合もあります。
すべてを自分で行うか、すべて任せるかの二択ではないことを知っておきましょう。たとえば、
・ベースメイクは担当者へ任せる
・使い慣れたリップだけ持参する
・アイメイクの希望を細かく相談する
・自分で仕上げたい部分だけ担当できるか確認する
といった方法も考えられます。
ただし、会場によって持ち込みやセルフ対応のルールは異なります。希望がある場合は、結婚式直前ではなく打ち合わせの段階で確認しておきましょう。
結婚式当日のメイク直しはどうする?
ブライダルメイクは長時間過ごすことを考えて仕上げますが、当日の状況によってはメイク直しが必要になることもあります。
会場によっては、披露宴中やお色直しの際にヘアメイク担当者が確認してくれる場合があります。
自分で直したいものがあるなら、
・使い慣れたリップ
・フェイスパウダー
・綿棒
・ティッシュ
などを用意しておく方法もあります。
ただし、大きなバッグを自分で持ち歩く必要があるとは限りません。当日の持ち物やメイク直しの対応については、事前に会場へ確認しておくと準備しやすくなります。
まとめ|ブライダルメイクは「自分らしさ」と結婚式全体のバランスで決めよう
ブライダルメイクは、普段のメイクを単純に濃くするものではありません。
ドレスや和装、ヘアスタイル、会場の雰囲気、写真で見たときの印象などを踏まえながら、結婚式当日の自分に合う仕上がりを考えていきます。
そのため、打ち合わせでは「ナチュラルにしてください」と一言で伝えるだけでなく、好きな写真や衣装の画像を見せながら、肌の質感、眉、目元、リップなど具体的に希望を共有しましょう。苦手な仕上がりや使えない化粧品がある場合も、事前に伝えておくと安心です。
リハーサルを行う場合は、鏡だけでなく写真でも見え方を確認し、お色直しをするなら衣装に合わせてどこを変えるかも相談しておくと、当日のイメージがしやすくなります。
「ブライダルメイクらしさ」に自分を合わせるのではなく、普段のメイクで大事にしている雰囲気を残しながら、衣装を着たときに全体が整って見えるメイクをヘアメイクの方やプランナーと一緒に考えることが大切です。
髪型・衣装・メイクをひとつずつ決めるのではなく、全身の組み合わせを確認しながら、納得できる当日のスタイルをつくっていきましょう。




この記事の監修者

ブライダルジャーナル監修チーム
100店舗以上を持つ4℃ブランドで、ブラダルジュエリー販売歴約15年のブライダルアドバイザーが在籍。
店頭での接客経験を活かし、婚約指輪・結婚指輪の選び方や、購入前に知っておきたいポイントを監修。
