「結婚後は婚約指輪をつけてはいけないのでは……」と思っている方もいらっしゃるでしょう。しかし婚約指輪は、婚約期間中はもちろん、結婚後も着けてよいものです。シチュエーションを選べば、日常生活の中でも着用できる場面は多くあります。   では、実際にどのようなシーンで婚約指輪を着用するとよいのか、おすすめのシーンを4つご紹介します。

まずおすすめなのは結婚指輪と重ね着けすることです。普段から結婚指輪とともに婚約指輪を着けていると、贈った男性も喜んでくれることでしょう。   結婚指輪と重ね着けするなら、購入時に使いやすいデザインや着け心地を考慮して選ぶことが大切です。種類が多いため迷ってしまう場合は、重ね着けする前提でデザインされた「セットリング」がおすすめです。素材やデザインなどが合うようにつくられているので、違和感なく重ね着けすることができます。   既に婚約指輪を購入している方は、結婚指輪を選ぶ時に婚約指輪に合うデザインのものを探しましょう。お店に選びに行く際、婚約指輪を着けていき「重ね着けしたい」と希望を伝えれば、お店のスタッフが婚約指輪に合う指輪を提案してくれます。   また、婚約指輪を普段使いする場合は、職場の雰囲気も確認しておきましょう。男女比や年齢層などによっては、婚約指輪を着けていかないほうがいい場合もあります。ただし、シンプルなデザインの婚約指輪は許容される場合もありますので、職場の雰囲気を踏まえて慎重に選ぶと良いでしょう。

婚約指輪は、結婚記念日などの特別なシーンで着けるのもおすすめです。婚約指輪を着けてプロポーズの場所に行ったり、ふたりが出逢った思い出の場所に行ったりすることで、婚約時の気持ちを思い出してふたりの絆もより深まるでしょう。定期的に当時の気持ちを確認することで、夫婦円満にもつながります。   大切な婚約指輪だからこそ大事に保管したくなりますが、このように特別な日に着けていくことで、男性にも喜んでもらえるのではないでしょうか。

結婚式やパーティー、子どもの入学式・入園式など、お祝いの席で着けるのもおすすめです。婚約指輪は華やかなデザインが多いので、普段使いは難しいという方でもフォーマルなシーンなら着けやすくなります。   ただし、弔事の際は婚約指輪の着用は避けましょう。弔事の場合、貴金属を身に着けるのはマナー違反であるため、婚約指輪はふさわしくないとされているからです。その際は、シンプルな結婚指輪を着ける程度にとどめましょう。

婚約指輪は普段のお出かけでも、手元を華やかにしてくれます。特に、高級感のあるレストランやホテルに行く時など、いつもよりおしゃれをしたい場合は婚約指輪がぴったりです。キラキラと輝く婚約指輪を着けると気持ちも明るくなり、お出かけがより一層楽しくなるでしょう。   また、おしゃれのためのアイテムとしてカジュアルに使うなど、婚約指輪を普段使いする人が最近は増えているようです。「婚約指輪だから」と気負いすぎず、普段から着用してみてはいかがでしょうか。

婚約指輪の輝きを美しく保ちたいのであれば、定期的なメンテナンスが重要です。指輪は日々の生活による小さなキズや汚れがついてしまうため、着用後はすぐにしまわず、柔らかい布で汚れや汗、ほこりを拭き取ることを心がけてください。   また、汚れが気になる場合や使用頻度が高い場合は、購入したショップなどでクリーニングしてもらいましょう。爪留めがゆるんでいないか確認してくれたり、クリーニング自体を無料で実施してくれたりする場合もあります。 毎日着用しない場合は、傷がつかないように専用ケースや袋に入れて保管しておきましょう。

婚約指輪には結婚後もさまざまな使い道があります。特別なシーンはもちろん、結婚指輪と合うデザインにすれば普段使いも可能です。 また、贈った側としても、女性が婚約指輪を大事に着けている様子を見るのは嬉しいものです。贈られた側も日常的に指輪を着けることで、贈られた時の嬉しい気持ちが蘇ります。   大切な想いのこもった婚約指輪を色々な場面で身に着けてあげてください。