婚約指輪

婚約指輪のお返し、しないと喧嘩に?おすすめアイテムや相場をご紹介

婚約指輪のお返しは必要でしょうか?必ずお返しをしなければいけないという決まりはありませんが、婚約指輪のお返しの相場は、婚約指輪の価格の3割~5割が一般的といわれています。ここでは、一生ものの婚約指輪のお返しにおすすめのアイテムなどをご紹介します。

婚約指輪のお返しは絶対に必要?

婚約指輪をもらったら、お返しを必ずしなければいけないという決まりはありません。調査によると、お返しを「贈った」という人は46.5%、「贈らなかった」という人は49.7%と、ほぼ半分に分かれています※。

 

お返しを「贈った」人 46.5%
お返しを「贈らなかった」人 49.7%

※参照元:「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ

 

婚約指輪は、一生の記念として残るものです。結婚や婚約への考えが多様化している昨今ですが、婚約指輪に憧れを抱く女性はたくさん存在します。婚約指輪は相手への愛の証であり、婚約指輪を贈ることによってプロポーズが口約束ではないという真剣な気持ちを伝えることができます。

 

また、婚約指輪を身に着けていると、周囲にも婚約していることが伝わるため、祝福の言葉をかけてもらうこともあるでしょう。また、結婚へのステップが進めやすくなることも、婚約指輪をすることのメリットとして挙げられます。さらに、結婚後も婚約指輪を見るたびに、当時の新鮮な気持ちがよみがえってくることもあるでしょう。

 

とても重要な意味を持つ婚約指輪をもらったときのうれしい気持ちや感謝を伝えるために、お返しをするのは自然な行為なのかもしれません。

 

一方でお返しをしない人もいます。もしお返しをしないと、どうなるのでしょうか?起こりうる状況を詳しく見ていきましょう。

婚約指輪のお返しをしないと喧嘩になる?

婚約指輪のお返しをする決まりはないものの、しないことで喧嘩になる場合があります。ここからは、「婚約指輪はいらない」と考えていたあるカップルのお話です。

 

二人は、婚約指輪はなくても、結婚指輪はおそろいで欲しいと思っていました。そこで一緒にお店に見に行ったところ、彼女がダイヤモンドのついた婚約指輪を見つけました。結婚指輪と重ねづけできるのにひかれ、欲しくなったと言います。それを彼に伝えると、「いいよ」と言って買ってはくれたのですが、もともとはいらないはずの婚約指輪。彼は予定外の出費に不満なのか、不機嫌になってしまったそうです。それに対して彼女も「『いいよ』って言ったよね?」と問いただし、やり取りを続けるうちに喧嘩に発展しました。

 

この例は少し特殊かもしれませんが、参考になる部分はあります。彼は「予定外の出費に不満」、彼女は「婚約指輪はもらうもの」という認識の上で、すれ違いが起きてしまいました。このときもしお返しがあると、もっとシンプルに事態が収まった可能性はあります。このような誤解は、自分で気が付かないところで起きることもあります。これを防ぐために、喧嘩になる主な原因を押さえておきましょう。

婚約指輪のお返しで喧嘩になる主な原因

婚約指輪のお返しで喧嘩になる主な原因3つをチェックしていきましょう。

後から「お返しをもらっていない」と催促された

婚約指輪をもらってからだいぶ後になって、「お返しをもらっていない」と言われると、「いまごろどうして?」と反発したくなります。当初は相手も必要ないと思っていたのに、だんだん欲しくなる場合があります。婚約指輪を贈られたときに、お返しをするかを確認しておきましょう。

 

また、相手はいらなくても、義父母が「お返しはもらうもの」と思っているケースも。人によって考え方の違いがあるので、相手だけでなく、その家族や関係者などの意見も聞いておくと良いでしょう。

高額なお返しをお願いされた

贈り物のお返しは、いただいた品の1/2〜1/3というのが一般的なマナーです。ところが、実際にいただいたものより高いお返しをお願いされる場合もあります。中には、婚約指輪より高い結婚指輪の全額負担を求められたという話も。

 

人それぞれ考え方が異なるため、何が正しいかの答えを探しても、見つからないと思った方が良いかもしれません。このようなトラブルを避けるためにも、事前に費用負担について話し合っておいた方がよさそうです。自分の予算を把握して、しっかり提示すれば、後でもめるような事態にはならないでしょう。

そもそもお返しが必要だと知らなかった

結納にお返しをする「結納返し」はよく知られていますが、婚約指輪のお返しはあまりなじみがないかもしれません。婚約指輪はプロポーズのときの贈り物と捉えている人も多いでしょう。しかし、婚約指輪は結納品の一つとして扱われています。そのため、お返しをすることは決して特別なことではありません。

 

もし結納をしなかったのなら、婚約指輪のお返しを検討しても良いでしょう。相手の家族にマナー違反と思われないように、確認しておくのがベストです。

 

婚約指輪のお返しは何がいい?おすすめのアイテム5選

ここからは、婚約指輪のお返しの定番アイテムをご紹介します。

時計

婚約指輪のお返しで一番選ばれているのは、腕時計です。腕時計はビジネスでも使うため、男性にとっては大切なアイテム。婚約指輪がそうであるように、お返しの腕時計も一生ものを選びたいですね。

 

人気が高いのは、ブレスレットタイプのベーシックな時計。相手の好きなデザインで、ビジネスでも使える信頼の高いメーカーやブランドが良いでしょう。

スーツ

ビジネスにもその他のフォーマルな行事にも着て行かれるスーツは、お返しの定番アイテムの一つです。顔合わせの食事会や知り合いの結婚式などにも活躍するので、もらうとうれしいという声も。

 

オーダースーツやブランドスーツに人気があり、ベーシックなタイプがより長く着られて喜ばれるようです。予算と相談して決めると良いでしょう。

カバン

カバンは、ビジネスに使えて実用的であるのがポイントです。品質の良いものを選べば、婚約の記念品として長く愛用できます。相手の好みを聞いて選んであげましょう。

 

ビジネスシーンで使えるカバンには、ビジネスバッグのほか、バックパックやトートなど、いくつかのタイプがあります。どのタイプが使いやすいかも聞いておくと良いかもしれません。

財布

財布は常に携帯しているので、婚約の記念をいつでも思い出せるアイテムです。買い替えのタイミングで、お返しとしてお願いされたという人もいます。

 

財布は、大切なお金やカードを入れるものなので、こだわりを持つ人もいます。相手の好きなブランドや形などを聞いておくか、一緒に見に行って決めてもらうのも一つの方法です。

旅行

「モノは必要ない」という彼にぴったりなのが旅行です。二人で楽しい思い出をつくりましょう。近場の海外へ行く人もいれば、国内の温泉という人も。予算に応じて目的地を選べるのもポイントです。

 

他にも、新婚旅行をグレードアップするという方法もあります。飛行機の座席のクラスを上げたりお土産を奮発したりなど、普段は経験できない旅行を楽しむのも良いですね。

 

婚約指輪のお返しは相場いくら?

婚約指輪のお返しは、もらった金額の1/2〜1/3が相場です。金額にすると、13〜14万円が平均的と言えるでしょう。とはいえ、地域による違いや、家の伝統、さまざまな考え方もあるので、購入前に確認することが大切です。特に、お返しができないほどの高い婚約指輪を検討しているなら、「お返しはいらない」と同意をもらうことや、支払い可能な範囲のお返しの品をすでに決めておくなどの準備をした上で進めます。

 

お返しをサプライズで渡すのも一つの方法ですが、後で喧嘩にならないためにも、しっかり話し合っておいた方が良いでしょう。

 

婚約指輪のお返しの有無は確認しておこう

婚約指輪をもらったら、お返しを必ずしなければいけないという決まりはありません。とはいえ、お返しをしないと喧嘩になるケースがあります。お返しに対する考え方は人それぞれです。また、地域や家の風習などによっても異なるでしょう。まずは、相手や義父母の意見を聞くことが大切です。

お返しをすることが決まったら、おすすめの定番アイテムを参考に、相手の好みを考えて贈り物を考えてみると良いでしょう。婚約指輪やお返しを通じて、結婚に向けて二人の絆がより深まりますよ。