結婚準備2025/12/26

結婚式二次会の準備とマナー完全ガイド|幹事・参加者別に解説

結婚式の二次会を任されたものの、「何から準備すればいい?」「どんなマナーに気をつければいい?」と悩む方は多いものです。幹事にとっては段取りや会費管理、参加者にとっては服装やプレゼントの選び方など、気を配るポイントが多くあります。

この記事では、二次会の準備・進行・マナーを幹事と参加者の両面からわかりやすく整理し、会場選びや演出アイデア、当日の動き方までを実践的に解説します。誰もが安心して楽しめる二次会をつくるための基本をまとめました。

結婚式二次会とは?目的と基本マナー

結婚式の二次会は、新郎新婦とゲストがよりリラックスした雰囲気で交流を楽しむ場です。
披露宴よりも自由度が高く、友人同士で盛り上がるパーティー形式が主流ですが、
お祝いの気持ちを共有するフォーマルなイベントであることは変わりません。

披露宴に出席した人も、二次会から参加する人も、
それぞれにふさわしいマナーや準備が求められます。
幹事として企画を任された人は、進行管理や会場手配など多くのタスクを担うため、
段取りとスケジュール管理が成功のカギとなります。

二次会の主な目的

二次会の目的は「新郎新婦を祝福し、ゲスト同士の親交を深めること」です。
形式に決まりはありませんが、一般的には以下のような流れが多く見られます。

タイムライン内容例
開宴前受付・ウェルカムドリンク
開宴幹事または司会の挨拶・乾杯
中盤ゲーム・余興・プレゼント抽選など
終盤新郎新婦からの挨拶・記念撮影・お開き

披露宴よりもカジュアルで笑顔のあふれる場ですが、
「気楽=なんでもあり」ではなく、節度を持った行動が求められます。

二次会の形式と会場タイプ

二次会は会場によって雰囲気が大きく変わります。
一般的な会場タイプは以下のとおりです。

  • ホテルや結婚式場のバンケットルーム
  • レストラン・カフェ・バー
  • 貸切パーティースペース

ホテルや式場では披露宴の延長としてフォーマルな雰囲気が残るため、
服装や演出も上品さを意識します。
一方、レストランやバーではカジュアルで自由な進行が可能です。
どのタイプでも共通するのは、新郎新婦を中心にした祝福ムードを保つことです。

幹事が行う結婚式二次会準備の流れ

幹事は、二次会の企画・運営の中心となる存在です。
司会進行やゲームの準備、参加者への連絡など、
多岐にわたるタスクをスムーズにこなすためには、明確なスケジュール管理が欠かせません。

二次会準備のスケジュール目安

準備時期主な内容
2〜3か月前新郎新婦と打ち合わせ、会場候補の選定
1〜2か月前会場予約、予算決定、招待リスト作成
1か月前司会・受付・カメラ担当など役割分担
2〜3週間前ゲーム内容・景品手配・進行表作成
当日会場設営、受付準備、進行管理

準備期間が短い場合でも、会場・参加者・演出の3要素を優先的に整えると混乱を防げます。

会場選びのポイント

  1. アクセスの良さ
     披露宴会場からの移動がスムーズな場所を選ぶと、ゲストの負担を減らせます。

  2. 人数と設備
     立食・着席など形式に合わせて、収容人数や音響設備を確認します。

  3. 雰囲気と演出
     新郎新婦の雰囲気に合った内装や照明を選ぶことで、統一感のある会になります。

  4. 予算とのバランス
     会費制の場合は、参加者の負担が重くならないように設定することが大切です。

予算と会費の目安

会費制が一般的で、参加者一人あたりの会費は次のような範囲が多く見られます。

会場タイプ会費の相場(1人あたり)
ホテル・式場8,000〜12,000円
レストラン・カフェ6,000〜8,000円
バー・貸切スペース5,000〜7,000円

参加者の年齢層や立食・着席の形式によっても変わりますが、
飲食費+景品・運営費を含めてバランスを取るのが幹事の腕の見せ所です。

幹事の役割分担

幹事を1人で務めるのは負担が大きいため、
複数名でチームを組み、明確な分担を決めておくとスムーズです。

担当主な内容
総合幹事全体の進行・調整・支払い管理
司会担当開宴・乾杯・ゲームなどの進行
受付担当参加者リスト管理・会費回収
カメラ担当写真・動画の撮影
景品担当ゲーム景品・プレゼントの手配

それぞれが自分の役割を理解して動くことで、
当日のトラブルを最小限に抑えられます。

ゲーム・演出アイデア

二次会を盛り上げる要素として欠かせないのがゲームや演出です。
人気の高いアイデアには以下のようなものがあります。

  • ビンゴゲームや抽選会
  • 新郎新婦クイズ
  • 写真・動画スライドショー
  • サプライズムービーや余興

ゲームは参加者全員が楽しめる内容を心がけましょう。
景品は実用的なものや、記念になるアイテムが喜ばれます。

幹事当日の動き方と結婚式二次会進行のコツ

幹事当日は、準備段階以上に臨機応変な対応力が求められます。
会場スタッフや司会者、参加者など多くの人と関わるため、
進行表をもとに、タイムスケジュールを常に意識して動くことが大切です。

当日の基本的な流れ

時間帯幹事の主な動き
開宴前会場セッティング・受付準備・スタッフ打ち合わせ
開宴直後司会の進行サポート・乾杯の合図・写真撮影の誘導
中盤ゲーム・余興の進行管理・景品配布
終盤新郎新婦の挨拶サポート・会費精算・忘れ物確認

特に開宴前は最も慌ただしくなるため、受付担当・司会担当・カメラ担当との連携が不可欠です。
司会者がスムーズに進行できるよう、合図のタイミングやマイクの位置など細部を事前確認しておきましょう。

また、音響トラブルや景品トラブルなどの“想定外”にも備え、
予備のマイク・延長コード・メモ帳などを準備しておくと安心です。

進行を円滑にするポイント

  1. 参加者の立場を意識したテンポ作り
     歓談・ゲーム・余興のバランスを取り、間延びしない構成を心がけます。

  2. 会場スタッフとのコミュニケーション
     ドリンクの配布タイミングや音楽の切り替えなどは、事前に担当者と打ち合わせておくとミスが減ります。

  3. 新郎新婦のサポートを最優先に
     進行中にスピーチや写真撮影が重なりすぎないよう、ペースを調整します。

幹事が落ち着いて行動していると、全体の雰囲気も自然と安定します。

参加者のマナーと心得

二次会は披露宴よりもリラックスした雰囲気ですが、参加者としての基本マナーを守ることが大切です。
特に、初対面の人や年上のゲストも多い場では、言葉遣いや立ち居振る舞いが印象を左右します。

参加者としての基本マナー

  • 遅刻・ドタキャンをしない
  • 会費は受付でスムーズに支払う
  • 新郎新婦や幹事への感謝を忘れない
  • 写真撮影やSNS投稿は周囲の了承を得てから

お祝いの場であることを意識し、マナー違反や過度な飲酒は控えましょう。
特に二次会では立食形式が多く、自由な移動ができる分、周囲への配慮が求められます。

服装のマナーとポイント

披露宴よりもカジュアルで構いませんが、フォーマルな雰囲気を残すことが大切です。

  • 男性:ジャケット+シャツ+革靴を基本に、ネクタイの有無でフォーマル度を調整
  • 女性:ドレスやワンピースに羽織りや小物を合わせて上品に
  • 共通:白を基調とした服装は花嫁とかぶるため避ける

特に会場がホテルや式場の場合は、“披露宴の延長線上”を意識した装いが安全です。
カフェやレストランなどカジュアルな会場でも、デニムやスニーカーなど極端にラフな服装は避けましょう。

プレゼント・お祝いのマナー

二次会においては、基本的に会費=お祝い金の扱いです。
そのため、ご祝儀を別途包む必要はありません。
ただし、親しい友人や職場仲間でプレゼントを贈る場合は、
3,000〜5,000円程度のアイテムを選ぶと良いでしょう。

プレゼントの定番は以下のようなものです。

  • 名前入りのグラスやペアマグ
  • 写真立て・インテリア小物
  • 旅行券や体験ギフト
  • 花束やメッセージアルバム

サプライズ演出をする場合は、幹事や新郎新婦本人に事前確認を取ることがマナーです。
突然の演出は場の流れを乱す可能性があるため、プログラム全体とのバランスを考えて実施しましょう。

トラブルを防ぐための注意点

二次会は自由なイベントである反面、トラブルが起こりやすい場でもあります。
代表的な例と対策を押さえておくと安心です。

よくあるトラブル事前・当日の対策
会費の過不足・未回収受付で名簿と照合、釣り銭を多めに準備
景品や備品の忘れ物チェックリストを作成し複数人で確認
遅刻・欠席者への対応幹事LINEグループで共有・柔軟対応
飲みすぎ・騒ぎすぎ幹事がさりげなく声掛け・スタッフと連携

当日スムーズに進めるには、事前共有とチームワークが何より重要です。

結婚式二次会を成功させるポイント

二次会の目的は「主役を祝福し、みんなが楽しい時間を過ごすこと」。
そのためには、進行や演出だけでなく、“人との気配り”が最も大切なマナーになります。

幹事は、新郎新婦の想いを形にするサポート役。
参加者は、その場の雰囲気を一緒に作る協力者です。
お互いが感謝の気持ちを持ち、心から楽しむことで、二次会は成功します。

まとめ|結婚式二次会は準備もマナーも「思いやり」が成功のカギ

結婚式の二次会は、披露宴よりも自由で楽しい時間ですが、
その裏には多くの準備と気遣いがあります。
幹事は段取りとチームワークで進行を支え、
参加者はマナーを守って祝福の気持ちを表すことが大切です。

会場選び、予算、服装、演出などをしっかり押さえれば、
笑顔と感動に包まれた素敵なパーティーが実現します。
お祝いの気持ちを一番に、思いやりを持って二次会を楽しみましょう。

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