結婚準備2020/9/11
結婚式の招待状の書き方とは? 必要なものや注意点など詳しく解説
親戚や友人、同僚などへ送る「招待状」は、結婚式へ招待するための正式な案内状です。事前に参列してほしい旨を口頭やメールで伝えている場合も多いですが、招待状はゲストの方に結婚式の詳細を伝えるものなので、基本的なルールや書き方を守って招待状を作ることが大切です。
この記事では、結婚式の招待状の書き方や注意点などをご紹介します。
招待状に必要なもの
結婚式の招待状には、どのようなものを同封すればよいのでしょうか。招待状を作る際に用意しておきたいものと、その内容をご紹介します。
本状
本状には、結婚式への招待の本文や日時、会場名と住所、差出人の名前、返信の締め切りを記載します。差出人の名前は両家の親または新郎新婦として出すのが一般的ですが、近年は新郎新婦や、新郎新婦とお互いの両親との連名で出すことが多いようです。
お互いの両親も含めて話し合い、差出人の名前をどうするか決めるようにしましょう。また、差出人の名前によって招待状の文面も変わるため注意が必要です。
返信用のはがき
ゲストの方に出欠を記入して送り返してもらうためのはがきも必要です。新郎側のゲストは新郎の自宅へ、新婦側のゲストは新婦の自宅へ返信してもらいます。
差出人が両親の場合は、両親の自宅へ返信してもらうのが一般的ですが、両親が遠方に住んでいてやり取りが難しい場合は、新郎または新婦の自宅に送るのも問題ありません。
返信用のはがきや封筒には、宛名と慶事用の切手を忘れないようにしましょう。
その他に必要なもの
最寄り駅から会場への道順や、近くの駐車場の位置が分かる案内図も必要です。結婚式の会場でもらえる場合もあるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
それ以外にも、披露宴の後に二次会を行う場合や、遠方から訪れるゲストに交通費や宿泊費を用意する場合は、必要に応じてカードや付箋を同封します。ドレスコードや挙式スタイルなどの備考を記載したカードもあると丁寧です。
これらを入れる封筒や、封筒を閉じる封シールを用意することも忘れないようにしましょう。
結婚式の招待状の書き方
招待状は一般的に、結婚報告、結婚式への出席の打診、結婚式の日時や会場の住所、差出人の氏名、返信の期日、という順番で書いていきます。本文を書く際、文頭は頭揃えまたはセンター揃えで作成して、一文字下げの段落は作らないようにします。
スピーチや余興、受付のお願いなど、一部の方に宛てたメッセージは、本状とは別にカードを添えて記載してください。
返信までの期限を考えると、結婚式の2か月前には招待状を発送できるようにしましょう。そのためには、結婚式の4か月程度前には招待客のリストを作り、招待状を手作りするのか業者にオーダーするのかを決めておく必要があります。
招待客のリストは、引き出物の発注やペーパーアイテムの作成などにも使えるので、住所や氏名だけでなく、肩書きなども記載しておくと便利です。
招待状を送る際の注意点
招待状を送る際は、他にもいくつか注意したい点があります。招待状を送ったり、返信はがきを書いたりする際に注意したい基本的なマナーをご紹介します。
忌み言葉などを避ける
結婚式のような慶事のシーンでは、縁起が良くないとされ使用を避ける「忌み言葉」があります。「終わり」や「切れる」などのような別れを連想させる言葉や、繰り返しを思わせる「くれぐれ」や「度々」といった重ね言葉は、文中で使わないように注意しましょう。
招待状では、「区切る」や「終止符を打つ」を意味する句読点も使ってはいけません。句読点を使う代わりに、1文字分のスペースをあけるようにします。
宛名の書き方
招待状の宛名は毛筆や筆ペン、万年筆で書くのが正式なマナーですが、横書きの招待状の場合は宛名も横書きで書く必要があるため、毛筆では書きづらいこともあります。
どうしても上手に字を書く自信がない場合は、パソコンの毛筆フォントを使用したり、筆耕に代筆を依頼したりするのもおすすめです。
また、招待状は本来手渡しするのが望ましいものです。職場の上司や直接会う機会がある友達などは、直接手渡ししてみるのも良いでしょう。
その際は、封筒の宛名には相手の名前だけを書き、住所を記載する必要はありません。住所を入れてしまうと、「偶然会えたから渡しました」という意味にも捉えられてしまい、相手に失礼に当たります。
ふたりらしい招待状を用意しよう
結婚式の招待状は、結婚式を挙げるうえで欠かせない重要なものです。ゲストの方々に失礼がなく、また気持ちよく結婚を祝福していただけるように、マナーを守った書き方を心がけることが大切です。
誰を招待するのかだけでなく、差出人をどうするのか、どんなデザインの招待状にするのかなども考えながら、ふたりらしい招待状を用意してみてはいかがでしょうか。
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