結婚準備2025/11/26

結婚式のご祝儀相場まとめ|友人・親族・上司など関係別・年代別の金額とマナー

はじめに|ご祝儀の相場、意外と知らない?

結婚式の招待を受けたとき、「ご祝儀はいくら包むべきか」と迷う方は多くいます。関係性や年齢、地域差によって相場が異なるため、正解がひとつではありません。マナーと常識を押さえつつ、相手への気持ちもきちんと伝わるような金額を選びましょう。

結婚式のご祝儀相場の考え方|基本ルール

「奇数」が基本?金額設定のマナーと理由

結婚式のご祝儀では「割り切れない数」である奇数(例:3万円、5万円)が好まれます。これは、「割り切れる=別れを連想させる」と考えられているためです。特に偶数の「2万円」は避けられることもありますが、最近では「1万円札を1枚、5千円札を2枚にする」といった工夫により、実質的に3枚=奇数枚に見せる配慮もあります。

また、1万円という金額は「少なすぎる」と捉えられることも多く、成人した社会人として出席する場合は、最低3万円が無難とされています。

新札を使うのはなぜ?ご祝儀袋の準備ポイント

ご祝儀には、新札(ピン札)を使うのがマナーです。これは、「あらかじめ用意しておいた=お祝いを心待ちにしていた」という前向きな気持ちを表すためとされています。新札は銀行の窓口やATM両替機で手に入れることが可能です。

ご祝儀袋も重要な要素です。友人や同僚なら1,000円前後のものを、親族や上司への場合はもう少し格の高いデザインが望まれます。表書きは「寿」「御結婚御祝」などが一般的で、毛筆または筆ペンで丁寧に書くよう心がけましょう。

関係性別|結婚式のご祝儀相場

友人・同僚へのご祝儀の目安

友人・同僚の結婚式でのご祝儀は3万円が相場です。特に20代前半では負担が大きいと感じることもありますが、少なすぎると失礼にあたることもあるため注意が必要です。学生や新社会人などの場合は、2万円にするケースもありますが、必ず他の参加者とのバランスを確認しましょう。

親族(兄弟姉妹・いとこなど)の場合

親族間では、5万円〜10万円程度が一般的です。兄弟姉妹なら10万円を包む人も少なくなく、いとこや甥・姪の場合は5万円程度が多く見られます。家族で相談して金額を揃えることも重要です。地域や家庭による風習もあるため、両親に相談して決めるのが無難です。

会社関係(上司・部下・取引先)への金額の目安

会社関係では立場に応じた金額設定が求められます。部下や同僚として出席するなら3万円、上司や役職者として出席するなら5万円以上を包むのがマナーとされています。ただし、社内でご祝儀のルールや取り決めがある場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

年代別|自分の年齢・立場で変わるご祝儀

20代は「無理のない範囲」でOK

20代では経済的な事情も考慮されるため、3万円が基本ながら、2万円でも失礼にあたらないケースもあります。特に初めての結婚式参列では、ご祝儀の形式やマナーに不安を感じることもあるため、親に相談することも多いです。

30代・40代は社会人としての配慮も大切に

30代以降は、経済的にも余裕が出てくる年代であり、社会人としての常識が求められます。相場である3万円に加えて、特別な関係性であれば5万円など金額を上げることも検討されます。また、上司・部下の立場が明確になる時期でもあるため、立場に応じた対応が求められます。

50代以上・役職者は「見られる」金額感が重要

50代以上や役職者になると、部下や周囲から見られる立場になるため、ご祝儀の金額もそれに見合った額が必要です。5万円以上を包むケースが多く、相手との関係性に応じて10万円以上となる場合もあります。「お祝いの気持ちが伝わるかどうか」が重視される年代です。

よくあるご祝儀トラブルとその対策

偶数金額にしてしまった/金額が多すぎた

うっかり偶数(2万円や4万円など)を包んでしまうと、縁起が悪いとされることがあります。その場合は、5千円札を組み合わせて奇数に見せるなどの工夫が必要です。また、金額が多すぎると相手に気を使わせてしまうため、常識的な範囲で金額を決めることが大切です。

連名で出す場合の注意点とは?

夫婦や友人グループでの連名でのご祝儀は、総額が妥当かつ人数分を意識した金額設定が必要です。夫婦連名なら5万円程度が相場で、友人同士3人で出すなら9万円など、1人あたり3万円を目安にすると安心です。また、連名の場合はご祝儀袋の表書きや中袋の記載にもマナーがありますので、事前確認を忘れずに。

まとめ|ご祝儀は「気持ち」と「常識」のバランスで

ご祝儀の金額は「どのような立場で」「誰に向けて」贈るかによって変わります。形式的な相場にとらわれすぎず、自分の年齢や立場、地域の習慣を踏まえて決めることが重要です。大切なのは、祝福の気持ちが相手に伝わること。金額だけでなく、マナーや準備の仕方にも心を配り、心からのお祝いを届けましょう。

婚約指輪や結婚指輪についてお気軽にコンシェルジュへご相談ください。

婚約指輪や結婚指輪について
お気軽に
コンシェルジュへご相談ください。

店舗なら実際にご試着いただけます。