結婚準備2020/9/25
リングピローとは? 由来や使い方、準備の方法などご紹介
結婚式の準備を進めている際に、「リングピロー」という言葉を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。見たことや聞いたことがあっても、実際になぜ必要なのか、どのようなリングピローを使えば良いのかなど、わからないことが多いかもしれません。
そこで今回は、リングピローとはどのようなアイテムなのかをはじめ、使われるようになった由来や、リングピローの使い方などをご紹介します。
目次
リングピローとは
リングピローとは、結婚式当日に結婚指輪を交換するまでの間、指輪を置いておくアイテムのことです。リングピローを日本語に直すと「指輪のまくら」という意味で、リングクッションと呼ばれることもあります。
もともとキリスト教式の結婚式で使用するものでしたが、近年は人前式や神前式など、結婚式のスタイルに関係なく使われることが多いです。
クッション型で、「絆を結ぶ」という意味のリボンが付いたリングピローが一般的ですが、ジュエリーボックスとしても使いやすいボックス型や、インテリアにも使える鳥かご型、ブリザードフラワーで作られているものなど、多くの種類があります。
結婚式で使用するリングピローの色やデザインに決まりはないため、デザインの好みや結婚式のスタイルに応じて選んだり、新郎新婦の想いを込めたオリジナルのものを用意したりするのも素敵です。
リングピローの由来
リングピローの由来は古く、古代エジプト時代の結婚式にあるとされています。古代エジプトの結婚式では、装飾品をまくら状の宝石台に乗せていたそうです。のちに西欧へと伝わり、宝石などの貴重品を君主へ献上する際にクッションに乗せる文化として受け継がれました。この習慣が庶民の結婚式にも広がり、現代のリングピローにつながっています。
また、リングピローにリボンが付けられているのは、ヨーロッパではリボンやひもでふたりを結ぶことが「約束」や「結婚」を意味していたことが由来です。丸い結婚指輪が永遠を意味するため、リングピローのリボンで指輪を結ぶことには、「ふたりの永遠の絆を結ぶ」という意味も込められています。
リングピローの使い方
多くのデザインがあるリングピローは、使い方に応じてさまざまな場面で活用できます。ここでは、使い方の例を3つご紹介します。
結婚式の指輪交換で使う
結婚式の指輪交換に取り入れるのが、リングピローの基本的な使い方です。
キリスト教式の結婚式では、祭壇の上に結婚指輪を乗せたリングピローを置いておきます。指輪交換の際に神父さん・牧師さんがリングピローを渡してくれるため、指輪を外して交換します。
また、近年は人前式や神前式でも結婚指輪の交換を行うことが増えてきました。挙式の雰囲気に合わせて、和風な生地を使ったリングピローを用意するのも良いでしょう。
挙式の演出用として使う
指輪交換の際だけでなく、受付やテーブルにウェルカムアイテムとして飾ったり、リングピローを祭壇まで運んでくれる「リングベアラー」という演出を取り入れたりすることもできます。
リングベアラーは、リングボーイやリングガールと呼ばれる小さな男の子や女の子が務めることが多いですが、新郎新婦が飼っているペットがリングピローを届ける演出も良いでしょう。
また、挙式前に写真を撮る前撮りの際に、演出用の小物として使うのもおすすめです。リングピローを前撮りに活用すれば、より思い出深い写真ができあがるのではないでしょうか。
ファーストピローにする
リングピローは挙式中だけ使うものと思われるかもしれませんが、挙式後もさまざまな方法で活用できます。
例えば、「ファーストピロー」として使ってみてはいかがでしょうか。リングピローを赤ちゃんの初めてのまくらにすると、子どもが健康で幸せに育つという言い伝えがあります。ファーストピローに使うことを見越して、少し大きいリングピローを選ぶのも良いでしょう。
ボックス型や鳥かご型のリングピローの場合は、ファーストピローとして使うのは難しいかもしれません。そのような場合は、ジュエリーボックスとして活用したり、思い出の品としてインテリアにしたり、大切な人に譲り渡して使ってもらうのも素敵です。
リングピローはどうやって準備する?
リングピローを準備する際は、主に次のような方法が取られることが多いようです。
・親戚や友人などに譲ってもらう
・自分で手作りする
・ショップで購入する
・結婚式場でレンタルする
また、結婚指輪のペアご成約の方にオリジナルのリングピローをプレゼントしているブライダルショップもあります。結婚指輪を探す際は、リングピローが付いてくるかどうかを確認するのも良いでしょう。
リングピローを活用して思い出に残る結婚式を
リングピローは結婚式の指輪交換の時だけでなく、ファーストピローやジュエリーボックスとして、結婚式後も思い出の品として使い続けることができます。「絆を結ぶ」といった意味も込められていて、結婚式を彩るのにふさわしいアイテムといえます。
挙式の演出や前撮り用の小物としてもリングピローを活用し、ふたりの結婚式をより思い出深いものにしてみてはいかがでしょうか。
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