結婚指輪

結婚指輪をつけたままお風呂に入っても大丈夫?

結婚の証として常に身に着ける結婚指輪は、料理などの家事をするときはもちろん、手や顔を洗うときやお風呂などは、つけたままでも大丈夫なのでしょうか。つけっぱなしにするなら、結婚指輪の素材に注意が必要です。そこで今回は、結婚指輪をつけっぱなしにする場合に気をつけるべきことについて紹介します。

結婚指輪をつけたままお風呂に入っても大丈夫?

結婚指輪は「愛の証」。いつも身につけていたい人も多いですよね。毎日の生活の中で、手を洗ったり家事をしたり、お風呂に入るとき、大切な結婚指輪はつけっぱなしにしても問題はないのでしょうか。

結婚指輪をつけっぱなしにするメリットとしては、「2人の絆を目で見て実感できる」「いつまでも結婚の喜びを確認できる」というものから、「浮気防止」「つけっぱなしならなくさない」などがあります。一方、「家事でキズがついてしまう」「汚れが溜まりやすい」などのデメリットもあります。

結婚指輪は日常生活でつけっぱなしにすることが前提で、手を洗ったり、お風呂につけて入っても大丈夫なものがほとんどです。しかし、購入時に大丈夫と言われていても、入浴剤やシャンプーの成分によっては指輪が変色するおそれがあります。さらに、指輪の隙間に石鹸やシャンプーの汚れが溜まってしまうと、指輪が変質してしまうだけでなく手荒れの原因になるので注意が必要です。
結婚指輪をきれいなまま長くつけていくためには、指輪を外しておくこともおすすめです。

 

結婚指輪の素材に要注意

結婚指輪を24時間つけていたい人は、どのような素材の指輪を選べばよいのでしょうか。結婚指輪の素材別に、選ぶときのポイントを紹介します。自分が購入したい指輪が、お風呂に入っても問題ない素材かどうか、購入時にお店で確認しておきましょう。

プラチナ

プラチナは美しい輝きだけでなく、耐久性に優れており、変質・変形しにくいという特徴から、結婚指輪におすすめの素材です。熱や酸にも非常に強く、石鹸で手を洗ったり、家事やお風呂などの日常生活の中で変質してしまう心配はほとんどありません。
ただし、装飾にプラチナ以外の銀や銅などが使われているものは、装飾部分が変質する可能性があります。プラチナの結婚指輪で、つけたままお風呂に入りたい場合は、他の金属が使われていないかを確認しましょう。

ゴールド

ゴールドもプラチナ同様に熱、酸やアルカリに強いため、お風呂に入るときつけたままでも問題はありません。
ただし、ゴールドは加工しやすい柔らかい素材なので、耐久性をあげるため他の金属を混ぜることがあります。特に注意が必要なのは、ピンクゴールドなどを使用したカラーゴールドの結婚指輪です。優しい色味が人気のピンクゴールドは、銅を含んでいるため変色する可能性があります。また、表面をコーティングしているホワイトゴールドは、お風呂でついた小さなキズからコーティングが剥がれてしまうこともあります。
ゴールド素材の結婚指輪でも、純金以外の場合は、入浴剤やボディーソープ、シャンプーなどで変色する場合もあるので、銀や銅が使われていないか確認が必要です。

 

つけっぱなし!お風呂以外で気をつけること

24時間肌身離さず着けていたいという方も多いと思いますが、外すべき場面についても理解しておくとよいでしょう。では、お風呂以外でも外すべき場所やシーンを紹介したいと思います。

外出から帰ったとき

外出から帰宅した際の手洗いは、指輪装飾や指輪と指の間に汚れが残りやすいので外しておいた方がよいでしょう。風邪や感染症対策の観点からも、念入りな手洗いを行うことが大切です。

料理や家事をするとき

料理をする場合、食材や調味料で指輪が汚れてしまう場合があります。また、食材や調味料の中には、酸が強いなど変色や変質につながるものが含まれていることもあります。
また料理中は、ハンバーグのように手でこねたり、生モノに触ることも多いので、衛生面を考えても外しておく方がよいでしょう。

スポーツをするとき

テニスやゴルフなど、手を使うスポーツも指輪のつけっぱなしが心配です。汗で変色してしまう可能性はもちろん、結婚指輪に強い力がかかり変形してしまうことも考えられます。プラチナやゴールド、チタンなど耐久性が高い素材を選んでも、大きな力がかかってしまうと歪んで変形してしまう場合もあるので、強い力のかかるスポーツは、外してから楽しむことがおすすめです。

海水浴・プール・温泉に入るとき

手洗いやお風呂、家事や掃除など日常生活での水濡れなら、大きな問題はありませんが、海水浴やプール、温泉に入るときは注意が必要です。

海水浴は、海から上がった際に指輪に残った塩分で汚れがついてしまうことがあります。プールは、水の中に含まれる塩素によって変色してしまう恐れがあるので、外した方が安心でしょう。温泉はお風呂と同様、プラチナや純度の高いゴールドなら問題はありません。ただし、温泉が岩場にあり、手をついたときに傷をつけてしまったり、お湯の成分によっては変質の可能性もあるため、念のために外しておいた方がよいでしょう。

さらに、海水浴・プール・温泉など自宅のお風呂以外、手が濡れたり洗剤がついたりすると、外れやすくなるため、無くしてしまう可能性が高くなります。結婚指輪を流してしまわないよう、注意が必要です。

温度変化が大きい場所にいるとき

サウナなど結婚指輪自体の温度が上がりやすい場所や、スキー場や雪の中など極寒地では、やけどや凍傷などになる可能性もあるので、指輪を外しておいた方が安全と言えます。

寝ているとき

シンプルなデザインの結婚指輪の場合は問題ないですが、装飾のある結婚指輪の場合、睡眠中に無意識に手を動かすことで寝具に引っかかってしまったり、ベッドや家具にぶつかった衝撃で指輪自体を傷つけてしまうこともあります。
装飾の破損を防ぐためにも、外しておいた方がよいでしょう。

 

お風呂での指輪のつけ外しはリスクを十分理解して

結婚指輪をつけたままお風呂に入っても大丈夫なのか、結婚指輪のつけっぱなしについて紹介しました。「外してしまうとなくしてしまうかも…」と不安な人は、結婚指輪を入れるポーチなどを準備しておき、外したらしまうルールをつけておくとよいでしょう。愛の証として常につけておきたいという気持ちは十分理解できますが、結婚指輪は、一生身につける大切なものです。場所や状況に合わせて、臨機応変に対応することがおすすめです。
また、つけっぱなし派の人も、つけっぱなしをしない人も、日々のメンテナンスやお手入れを行い、きれいな状態を保ちましょう。