結婚準備2025/12/26
結婚式の靴マナー|男女別おすすめデザイン

結婚式の靴を「無難そう」で選ぶと、会場で浮いたり、長時間で足が痛くなったりします。こんな不安はありませんか?
- 何色やどんなデザインが結婚式向きか自信がない
- フォーマルとセミフォーマルの線引きが難しい
- 雨天や屋外、二次会などTPOに合わせた靴選びが不安
この記事では、女性パンプスと男性革靴の基本マナー、色・素材の選び方、避けたいNG例、季節や会場別のコーデ、メンテと当日対策までをまとめました。読み終える頃には、迷わずに清潔感と上品さのある足元が完成します。
結婚式靴の基本マナーとは?
結婚式靴の判断軸は、フォーマル度・清潔感・会場TPOの3つです。女性はパンプス、男性は紐付き革靴が基本。色は黒やベージュ、ネイビー、ダークブラウンなど落ち着いたトーンが安心で、装飾は控えめが好印象です。主役は新郎新婦。ゲストの足元は上品さと控えめさが鍵になります。
女性は、つま先とかかとが隠れるパンプスが無難。男性は内羽根のストレートチップかプレーントゥが第一候補です。光りすぎるエナメルや過度な装飾は避け、傷や汚れのない状態に整えます。長時間の移動や立ち座りを考え、歩きやすさとサイズ感も忘れずに。迷ったら「控えめで上質」を選ぶと失敗しません。
女性ゲストの結婚式靴:選び方とおすすめ
ヒールの高さとつま先・かかとの条件
女性の基本は、つま先とかかとが隠れるパンプス。ヒールは5〜7cmが歩きやすく、脚もきれいに見えます。3〜4cmのローヒールでもフォーマル感は保てますが、ペタンコはややカジュアル。素材やつま先の形(ポインテッドやアーモンド)で格を補うとバランスが整います。
細いストラップは上品ですが、太いアンクルストラップはカジュアルに寄りがち。スクエアはほどよく今っぽく、丸いラウンドは可愛い印象になりやすいので、会場の雰囲気に合わせて選びましょう。
※図解候補(比較・分類):ヒール高さ×つま先形状のマトリクス図
色と素材の正解と注意点
結婚式靴の色は黒、ネイビー、ベージュ、グレージュが安定。夜の披露宴やホテル会場では、シャンパンや控えめなゴールドも上品に映えます。夏の昼は淡いピンクベージュも素敵です。白やアイボリーは新婦とかぶる可能性があるため避けましょう。
素材はサテン、スムースレザー、スエードが王道。グリッターは粒が細かい控えめタイプなら可、全面ラメは避けた方が安心です。エナメルは光沢が強いと主張が出るので、色を落ち着かせるとバランスが取れます。オープントゥやミュールは露出が高く、厳格な挙式ではNGになることがあります。
- OK:黒・ネイビー・ベージュ、サテン、スムース、控えめなビジュー
- 条件付き:エナメル、スエード(雨天は防水ケア必須)
- NG寄り:白、全面ラメ、オープントゥ、ミュール、厚底
会場・時間帯別のTPO調整(女性)
| シーン | 推奨の結婚式靴 | 避けたいポイント |
| 教会式・ホテル昼 | 黒/ネイビーのサテンorスムース、5〜7cmヒール | オープントゥ、全面ラメ |
| レストラン昼 | ベージュ/グレージュのアーモンドトゥ | 厚底、派手すぎるビジュー |
| ガーデン・屋外 | ヒール幅広め、チャンキーヒール、防水スプレー | ピンヒール(芝に沈む) |
| 夜披露宴 | 黒/シャンパン、控えめグリッター | カジュアルなフラット |
| 二次会のみ | ベージュ/黒フラットも可(上質素材) | スニーカー、サンダル |
会場・時間・季節の3点が揃うと、装いに一体感が出ます。
避けるべきNG靴(女性)
避けたいのは、露出が高い、カジュアルに見える、主役とかぶる可能性がある靴です。オープントゥ、ミュール、サンダル、音が大きいピンヒール、厚底、全面ラメ、白、ブーツ、アニマル柄は控えましょう。かかとの擦り減りや中敷きの汚れは清潔感を損ないます。ストッキングはヌードベージュが基本。冬のタイツは屋外移動のみで、会場内では外すのが無難です。ネイルの剥がれやストーンの取れかけにも注意を。迷ったら「控えめで上質」に寄せるのが正解です。
男性ゲストの結婚式靴:選び方とおすすめ
フォーマル度の基準とモデル選び
男性は、内羽根でつま先の装飾が少ないほどフォーマルです。最優先は黒の内羽根ストレートチップ、次いで内羽根プレーントゥ。外羽根やウイングチップはセミフォーマル寄り。ローファーはカジュアル寄りで、昼の挙式には不向きです。
| モデル | 羽根 | つま先 | フォーマル度 | 用途目安 |
| ストレートチップ | 内羽根 | 一文字 | 高 | 挙式・披露宴どこでも可 |
| プレーントゥ | 内羽根 | 無地 | 高 | 挙式・披露宴 |
| ストレートチップ | 外羽根 | 一文字 | 中 | 披露宴・二次会 |
| ウイングチップ | 外羽根 | W字 | 中〜低 | 二次会 |
| ローファー | なし | 無地 | 低 | 二次会のみ推奨 |
厳格な場は内羽根を選ぶのが安全策です。
色・素材・仕上げの選択
色は黒が基本。友人主体の披露宴や二次会はダークブラウンも可ですが、挙式は黒が安心です。素材はスムースレザー。スエードはカジュアル寄りで秋冬の二次会まで。エナメルはタキシード向けで、通常のゲスト礼装ではスムースが適切です。
仕上げは強すぎない鏡面磨きで、つま先に控えめなツヤを。ソールはレザーがよりフォーマル、雨天や長距離移動がある日はラバーも実用的。黒の内羽根ストレートチップ+黒ベルト+黒ソックスは、結婚式靴の鉄板コンビです。
ソックスとベルトの合わせ方
- ソックスは黒無地が基本。細いリブ、薄手のドレス素材を選ぶ
- 座ってもすねが見えない丈(ロングホーズ推奨)
- ベルトは靴の色と革質を合わせる。バックルは小ぶりでシンプル
- 小物は清潔感重視で、過度な主張は避ける
合わせの統一感で全体の格が上がります。
失敗しないサイズ選びとフィット調整
つま先に少し余裕、甲は沈み込みを見越してフィット、かかとは抜けず痛くないことが条件です。幅広や甲高の人は国産木型やワイドラストも検討。中敷きで微調整し、慣らし履きをしてから本番へ。雨や長距離移動ならラバーソールやハーフラバーが安心です。
季節・シーン別の結婚式靴コーデ

立場別の足元コーデ(親族・上司・友人・二次会)
親族や上司は、女性は黒や濃色サテンのパンプス、男性は黒の内羽根ストレートチップで落ち着きを。友人としての参列は、女性はベージュやグレージュに控えめなビジューも可。男性は黒が基本で、披露宴から二次会に移る場合はダークブラウンも選択肢になります。
二次会のみ参加なら、女性は上質なフラットや低めヒールでも素材で格を担保。男性は外羽根のプレーントゥでもOKですが、スニーカーやブーツは避けましょう。
屋外・雨天・移動が長い日の対策
屋外やガーデンは、女性はチャンキーヒールやヒールガードが有効。防水スプレーは前日までに。男性はラバーソールやダイナイト系ソール、折りたたみのレインカバーを用意すると安心です。替えの中敷きや靴擦れ対策パッドがあると長時間でも快適です。
- 雨天前日:撥水スプレー、ソールの乾燥チェック
- 当日:替えのストッキング/ソックス、靴擦れテープ、携帯ケア
- 帰宅後:乾燥、シューキーパーで形戻し
和装の足元(女性・男性)
和装は草履や雪駄が基本。草履は台と鼻緒が上品な配色で、金銀が控えめなものが結婚式向きです。足袋は白が基本。着物にブーツやパンプスを合わせるのは街着向けで、結婚式では避けるのが無難です。男性の紋付には雪駄が適切です。
事例で学ぶTPOコーデ
- ホテル挙式(友人・女性):ネイビードレス+黒サテン7cmポインテッド。バッグはシルバーで控えめビジュー
- レストラン披露宴(男性・同僚):チャコールスーツ+黒内羽根プレーントゥ。薄手黒ソックスと黒ベルトで統一
- ガーデンウェディング(女性・春):ベージュの膝下ドレス+チャンキーヒール5cm。事前に撥水、ヒールガード持参
快適さと清潔感を保つメンテと当日対策
事前準備チェックリスト
- 擦り減ったかかとの交換は済んでいるか
- 表面の汚れ落としとクリームで保湿済みか
- 撥水スプレーは前日までに
- 絆創膏・靴擦れテープ・替えストッキングの携帯
- 予備の中敷き・パッドをポーチへ
シューケアの基本(短時間でできる)
- 馬毛ブラシでホコリ落とし
- クリーナーで古いワックスを軽く除去
- 乳化性クリームを薄く塗り、豚毛でなじませる
- 布で余分を拭き、必要に応じてつま先のみ鏡面仕上げ
- 仕上げに防水スプレー(屋外想定時)
薄く丁寧にが仕上がりを左右します。
当日のトラブル対処
靴擦れが出たら、当て布の上からテープで圧を分散。女性はかかとパッドやジェルシートで可動域を減らすと痛みが和らぎます。雨で濡れたら、新聞紙で水分を抜いて帰宅後に保湿。ソールが滑る場合は、滑り止めパッドやハーフラバーの追加が効果的です。
収納・持ち運び
持ち運びは不織布のシューズバッグが便利。帰宅後はシューキーパーで形を戻し、風通しの良い場所で陰干し。連日使用は避け、最低48時間は休ませると、結婚式靴の持ちがよくなります。
まとめ
結婚式の靴は、フォーマル度・清潔感・TPOの3つを押さえれば迷いません。女性はつま先とかかとが隠れるパンプスを基本に、黒やベージュ、ネイビーといった落ち着いた色、サテンやスムースの上品な素材を選びましょう。男性は黒の内羽根ストレートチップやプレーントゥが安全で、ソックスとベルトまで色と質感をそろえると仕上がります。屋外や雨の日は撥水やヒール幅で歩きやすさを確保し、事前のケアと当日の対策で長時間の快適さを守れます。主役は新郎新婦。控えめで美しい足元が、あなたの気遣いと品の良さを静かに伝えてくれます。
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