結婚準備2021/10/6

親への結婚挨拶はいつする?準備すること・マナー・当日の流れを解説

結婚が決まって幸せな気持ちでいっぱいの時期ですが、「何から準備したらいい?」「どうやって進めるの?」と、戸惑うこともあるかもしれません。 まずはお互いの親に挨拶をして、承諾を得ることが結婚への第一歩。 ここでは、最初にするべき親への結婚挨拶の段取りや準備、着ていく服装や挨拶のマナーついて解説します。 相手の親に良い印象を持ってもらえれば、今後の結婚準備もスムーズに。 流れをつかんで、余裕を持って結婚の挨拶に臨みましょう。    

結婚が決まった!親への挨拶の段取りは?

結婚が決まったとき、親への挨拶の段取りはどのように行うのでしょうか。  

結婚のご挨拶当日までの段取り

1.ご挨拶の日を決める 2.お互いの親の情報を伝えておく 3.親から質問されそうな内容をふたりで話し合っておく 4.ご挨拶に着ていく服装を決める 5.手土産を用意する 6.ご挨拶当日   以上の段取りを確認し、スムーズな準備をしていきましょう。  

ご挨拶に向けた準備

結婚の挨拶は、事前の準備が大切です。 「結婚のご挨拶当日までの段取り」に沿って、それぞれ詳しく見ていきましょう。  

ご挨拶の日を決める

お互いの親の都合に合わせて、挨拶の日程を決めます。 訪問までには、2週間ほど余裕があるといいでしょう。 時間の指定がない場合は、14時頃がベストです。  

お互いの親の情報を伝えておく

結婚の挨拶は、挨拶をするのが第一の目的ですが、相手の親と会話が弾んだり、仲良くなれたりすると、今後のお付き合いもスムーズになります。 良い雰囲気をつくるためにも、相手の親について事前に調べておきましょう。  

相手の親について知っておきたいこと

・家族構成 ・職業や生活スタイル ・趣味や興味のあること ・性格(社交的、人見知り、礼儀に厳しいなど) ・避けた方がいい話題(政治や宗教のこと、学歴など)  

親から質問されそうな内容をふたりで話し合っておく

親からは「結婚式はどうするの?」「結婚に対して親はどう思っているの?」などを聞かれることも。 とっさの質問に慌てないように、事前に準備しておくと安心です。 ふたりに向けられた質問について答えられないことがあれば、素直に「これからふたりで話し合っていきたいと思います」と、前向きな姿勢を見せることが大切です。 想定される「自分に対する質問」と「ふたりに対する質問」の答えを考えてみましょう。  

自分に対する質問

・家族構成 ・職業(結婚したら仕事は続けるのか) ・相手のどこが好きなのか ・親はこの結婚をどう思っているか  

ふたりに対する質問

・結婚式のこと(時期・場所・規模など) ・入籍日と同居の開始時期 ・結婚後の住まいや働き方 ・子供はどうするか(ほしい、ほしくない、いつまでに、など) ※事前に家族の名前、年齢、職業、人柄などを伝えておきましょう。  

結婚挨拶時の服装は?

結婚の挨拶は、結婚を真剣に考えていることを親に示すものです 。礼儀正しい服装や身だしなみで臨みましょう。 親世代が好感を持てるかを基準に考えるのがポイントです。  

【女性の服装】清楚で落ち着いた雰囲気のワンピースが特におすすめ

スーツやパンツスタイルより、優しいイメージのスカートやワンピースが上品に映ります。

Q.髪型・メイクは?

A.清潔感のあるヘアスタイルとナチュラルメイクが基本です。  

Q.アクセサリー・持ち物は?

A.華美なものは避け上品なものを。  

【男性の服装】スーツにネクタイが無難。それ以外はきちんと感を大切に

スーツでも、しわや汚れのないようきれいに手入れをしておきましょう。 スーツ以外では、ジャケットとパンツでも問題はありません。  

Q.髪型は?

A.清潔感のあるさっぱりとしたスタイルに。  

Q.ピアスや指輪は?

A.男性のアクセサリーに抵抗のある親は多いので、外した方が無難です。  

結婚挨拶時のマナーは?

挨拶する日時が決まったら、訪問する前のマナーや注意点を頭に入れておきましょう。 ✓家の訪問は、迎える側が準備をする時間考慮して、約束の時間ちょうどか、もしくは2~3分後にインターホンを押すくらいの頃合いで ✓遅れる場合は、分かった時点ですぐに連絡 ✓コートは玄関の前で脱いでおく  

手土産の選び方

結婚の挨拶の時に手土産を持参することは、マナーとして広く認知されています。 一般的に好まれているのは、和菓子や洋菓子で、次にお酒類。地元の名産品なども珍しくて喜ばれます。 これから家族になるというけじめの意味もある手土産。 選ぶポイント3つをご紹介します。  

1.相手の好みに合わせる

相手の親や家族の好みを事前に聞いておいて、皆が楽しめる品を選ぶことが大切です。  

2.みんなで分けられる

お菓子などの食べ物は、分けられるものだと、相手の家族全員に楽しんでもらえます。 また、個別に包装されていると、分けやすくて便利です。  

3.縁起に気をつける

せんべい

「割れる=破局」を連想させることもあり、避けたほうがいい場合もあります。  

ロールケーキやカステラなどの長いもの

切る必要があることから、「縁が切れる」とも言われる一方で、「末永い(長い)お付き合い」を意味する縁起の良いものという考え方もあります。  

当日の挨拶の流れ

いよいよ挨拶当日。 玄関に入ったところから、どのような流れで行動すればいいのでしょうか。 守るべきマナーや、親へ報告する時のセリフなどを具体的に見ていきます。

玄関先でご挨拶

玄関先では、丁寧な言葉遣いを心掛けて、明るくハキハキとした声で挨拶をしましょう。  

初対面の場合

第一印象は大切です。 丁寧な言葉遣いと、笑顔を心がけましょう。  

【言葉使いの例】

➣「初めまして□□と申します」 ➣「今日はお忙しい中、お時間を割いてくださりありがとうございます」  

相手の親と面識がある場合

既に顔を合わせていても、けじめのある態度が求められます。 まずはときちんとした挨拶をしましょう。  

【言葉使いの例】

➣「ご無沙汰しています。本日はあらためて結婚のご挨拶にお伺いしました」  

部屋に通されたら、ふたりは下座に座る

椅子や座布団は勧められてから使います。 部屋に通されたら、ふたりは下座に座りましょう。  

上座と下座の見分け方

・基本的には入り口から遠い奥の席が上座、近い手前の席が下座 ・和室の場合、床の間があればその前が上座  

あらためて挨拶と自己紹介をする

挨拶は、椅子から立ち、座布団は外してするのがマナーです。 そして、あらためて挨拶と自己紹介をします。  

【言葉使いの例】

➣「あらためまして、□□と申します」 ➣「〇〇さんとお付き合いさせていただいております、□□と申します」  

持参した手土産を渡す

手土産は、紙袋から出し、相手の方へ向けるのがマナーです。  

【言葉使いの例】

➣「□□さんから、お母さまの好物だと伺いましたので」 ➣「評判のお菓子と聞きましたので。ぜひ召し上がってください」  

すぐに結婚の報告はせず、まずは歓談

すぐの結婚の報告はしないで、まずは歓談で場を和ませるのが基本です。 大事なのは、きちんとした態度と誠実な受け答えです。 初対面からなれなれしくするのもマイナスイメージになります。 相手の親の呼び方は「□□さんのお父さま・お母さま」です。  

【言葉使いの例】

➣「いつも□□さんから、おふたり(ご両親)のことをたくさん伺っていたので、今日はお会いできるのをとても楽しみにしていました」 ➣「□□さんからよくご実家のある△△(地域)の話を伺っていたので、ずっと来てみたいと思っていました」  

【ふさわしい話題】

・天気や気候 ・到着するまでの道のりの話(交通機関、時間、景色、など) ・結婚相手の子どもの頃の話  

歓談が一段落したところで、結婚の話を切り出す

いよいよ本題の結婚の挨拶。 どちらが結婚の話を切り出すか、事前に決めておくとスムーズです。  

【言葉使いの例】

➣「□□さんと結婚したいと思っています」 ➣「本日は、〇〇さんとの結婚をお許しいただきたくご挨拶に伺いました」  

報告が済んだら再度歓談を

報告が済んだら再度歓談をしていきます。 お酒を勧められ、飲み過ぎて失態を見せることのないよう気をつけましょう。  

タイミングを見て、おいとまを告げる

座布団は外し、椅子なら立って挨拶します。 夕食に誘われたら応じましょう。 ただし、お酒は少量がベスト。 飲み過ぎないよう要注意です。   【言葉使いの例】 ➣「そろそろ、おいとまします」 ➣「本日はありがとうございました」  

挨拶後のお礼もお忘れなく

帰宅したら、当日中にお礼を速やかに伝えましょう。 できれば声で伝えられる電話がおすすめです。 お礼状を送ると、より丁寧な印象になります。  

親以外への挨拶についてはこちら

結婚の挨拶は、お互いの親だけでなく、会社の上司や友人、知人などにも必要です。 プロポーズの報告・挨拶の順番や内容を押さえて、万全の準備をしておきましょう。

もっと知りたい!続けてお読みください

婚約指輪や結婚指輪についてお気軽にコンシェルジュへご相談ください。

婚約指輪や結婚指輪について
お気軽に
コンシェルジュへご相談ください。

店舗なら実際にご試着いただけます。