結婚準備

結婚式の費用相場は?内訳・支払い時期についても解説

結婚の決まったふたりが最初に考えること、それが結婚式です。ただ、一口に結婚式といっても、おもに挙式・披露宴・二次会といった流れがあり、ふたりで選んだ式のスタイルに合わせ、その費用も大きく変わってきます。そもそも、結婚式の費用とは、一般的にどの程度必要になってくるのでしょうか?

今回の記事では、そんな結婚式における費用相場やその内訳、自己負担金の相場や算出法をくわしく解説していきます。また、結婚式費用の支払い時期、自己負担金を抑えることができる、結婚式費用の工夫もご紹介。ふたりにとって、晴れの舞台となる結婚式だからこそ、しっかりと費用について知っておきましょう。

 

 

結婚式の費用相場

ふたりの結婚が決まり、いよいよ期待がふくらむ式の準備にとりかかります。しかし、気になるのは、式場代やドレス代をはじめ、披露宴の飲食代や引き出物代といった費用のこと。

具体的に結婚式で必要とされる費用とは、どの程度かかるものなのでしょうか?ここでは、一般的な費用相場とその内訳をご紹介します。

一般的な費用相場は?

挙式や披露宴など、結婚式に必要とされる一般的な費用相場は362.3万円です。この中でも招待客に振る舞う飲食費が大きなシェアを占めています。

結婚式の費用は、招待客の人数に比例しているため、たとえば、式場代や引き出物も参列者の数が増えるほど、その割合が大きくなります。式に参列する平均人数は66.3人となっていることから、招待客が多ければ、結婚式の費用も高額になり、逆に少なければ、少額に抑えられるということです。

362,3万円とは、あくまでも平均的な費用相場になります。結婚式を挙げるすべてのひとが、この費用をかけているわけではありません。式を挙げる際、ひとつの参考や目安として考えてください。

内訳

ここからは、結婚式にかかる具体的な費用を見ていきましょう。誰でも思いつく挙式や披露宴の会場代・衣装代・飲食代の他に、会場や式を彩る装飾や花、式を進行するうえで欠かせない演出などにも費用が必要となるようです。以下がその内訳となっています。

■挙式会場代

■披露宴会場代

■招待客の料理代

■招待客の飲物代

■引き出物代

■会場の装花代

■会場の演出代

■衣装・美容代

■写真・映像代

■サービス代

■その他

一般的な費用相場とされる362,3万円のうち、挙式会場代・披露宴会場代が約50万円です。 そして、招待客に振る舞う料理代・飲食代・引き出物代が全体の1/3を占める約150万円となっています。また、会場の装花・演出代が約30万円、衣装・美容代が約80万円。写真・映像代が約35万円、サービス代が約15万円ほどです。

さらに、その他の費用して、持ち込み料や二次会なども必要になります。結婚式のスタイルなどによっても、上記の割合が異なることを覚えておきましょう。

みんなの自己負担金はどのくらい?

先述した通り、結婚式の費用相場は362,3万円といわれています。やはり、かなりの金額となってしまいますが、すべての費用をふたりが負担するわけではありません。

それでは、ふたりが実際に自己負担する金額は、どの程度のものなのでしょうか?ここからは、一般的な自己負担金の相場や、その算出法をご紹介します。

自己負担金の相場は50万円~150万円程度

「持ち出し費用」とも呼ばれる結婚式を挙げる際に必要な自己負担金。その相場は、約50万円~150万円ほどです。結婚式の規模やスタイルなどによって、その金額に開きはあるのですが362,3万円という費用相場を考えた場合、自己負担金が随分と抑えられています。これは、披露宴の招待客や家族・親戚などからいただくご祝儀で、結婚式にかかる費用の大半をまかなえるからです。

また、親や親族からの資金援助も自己負担金を軽減させるポイントになっています。全体の約70%近いカップルが、親や親族からの資金援助を受けているようです。新郎新婦の中には、集まったご祝儀や資金援助で、自己負担金が0円になることも珍しくありません。

自己負担金の算出法

結婚式に必要な費用は、披露宴に参列してくれる招待客や親・親族からのご祝儀、資金援助により、その多くをまかなえることがわかりました。それを踏まえ、ふたりの自己負担金を算出する場合、以下の計算法を用います。

自己負担金 = 結婚式費用 - ご祝儀・資金援助

この計算法から算出できる金額は、あくまでも概算です。ご祝儀の相場は1人あたり3万円~5万円といわれていますが、ふたりとの関係性や立場によって、その金額も異なってきます。また、親族でも学生や幼児の甥や姪などからは、ご祝儀をいただけないと考えておくべきです。

さらに、夫婦で参列する招待客の場合、ご祝儀の相場は5万円程度となっていることを知っておくとよいでしょう。結婚式費用は、式場の見積りからも予測することができるため、参考にすることをおすすめします。

結婚式費用の支払い時期

結婚式の費用は、どのタイミングで支払うものなのでしょうか?支払い時期は、式場によっても異なりますが、挙式をおこなう前に支払う「前払い」が一般的とされています。前払いの場合、大半が挙式の2週間~3週間前までとなっているようです。

他にも、結婚式当日の披露宴後に費用を支払う「当日払い」や、結婚式の翌日以降に費用を支払う「後払い」があります。支払い方法は、現金やクレジットカード、ブライダルローンなどです。また、式場と契約する際に10万円~20万円程度の着手金が必要になる(支払う)ことも頭に入れておいてください。

結婚式費用における工夫は?

できることなら、少しでも結婚式にかかる負担額を減らしたいものです。しかし、具体的にどうすれば、この費用を抑えられるのでしょうか?

そこで、ここからは、結婚式費用の節約案をご紹介します。少しの工夫をおこなうことによって、結婚式費用を抑えることが可能のようです。

挙式の時期にこだわらない

結婚式の費用を抑えるため、挙式の時期にこだわらないことです。5月~6月や10月~11月といった結婚式の人気シーズンを避け、式場が閑散期となる8月や12月~2月などを選べば、大きな節約につながります。

閑散期の場合、割安プランの適用や特別サービスが付いてくることが多いのも嬉しいポイント。ただし、挙式が真夏や真冬になれば、暑さや寒さから過ごしづらい時期になるため、招待客に対する配慮を忘れないようにしてください。

日取りや時間を考慮する

挙式の日取りや時間を考慮することも、結婚式費用を節約する工夫のひとつ。たとえば、縁起がよい人気の日取りである大安吉日を選ばず、縁起が悪いとされる日に挙式の日取りを組めば、かなり費用を抑えることができるでしょう。

また、平日に結婚式をおこなうことで、費用の節約につながります。さらに、挙式の時間を夕方以降にすれば、結婚式の負担額を抑えることができるため、おすすめです。

手作りや持ち込みアイテムを活用する

結婚式の費用を節約する工夫として、手作りや持ち込みアイテムを活用してください。招待状やメッセージカードをはじめ、席次表やメニュー表、ウェルカムボードやブーケなどを手作りすれば、装飾や演出にかかる費用を抑えることができます。

また、衣装関係の小物やアクセサリーを自分で持ち込んだり、写真や映像の撮影を友人や知人に依頼することで、負担額を軽減できるでしょう。ただし、持ち込み料がかかる式場や持ち込みNGの式場もあります。持ち込みをおこなう場合、必ず事前の確認が必要です。

結婚式の費用相場を知り、余裕を持った計画を

結婚式にかかる費用相場は362.3万円です。そのうち、自己負担金の平均額は、約50万円~150万円となっています。この金額を見れば、結婚式に必要な費用の大半をご祝儀や資金援助でまかなうことができそうです。しかし、ご祝儀や資金援助は、あくまでも参列者の気持ちであるため、過度な期待をしてはいけません。できる限り、ふたりの貯金や節約術などで、費用を算段できるようにしてください。

また、費用の削減ばかりに気を取られてしまえば、結果的に参列者から好ましくない「チープな結婚式」という印象を持たれてしまいます。料理や引き出物などには、しっかりと予算をかけ、快く参列者をおもてなししましょう。

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