結婚準備

親への結婚挨拶はいつする?準備すること・マナー・当日の流れを解説

結婚が決まって幸せな気持ちでいっぱいの時期ですが、「何から準備したらいい?」「どうやって進めるの?」と、戸惑うこともあるかもしれません。

まずはお互いの親に挨拶をして、承諾を得ることが結婚への第一歩。

ここでは、最初にするべき親への結婚挨拶の段取りや準備、着ていく服装や挨拶のマナーついて解説します。

相手の親に良い印象を持ってもらえれば、今後の結婚準備もスムーズに。

流れをつかんで、余裕を持って結婚の挨拶に臨みましょう。

 

 

結婚が決まった!親への挨拶の段取りは?

結婚が決まったとき、親への挨拶の段取りはどのように行うのでしょうか。

 

結婚のご挨拶当日までの段取り

1.ご挨拶の日を決める

2.お互いの親の情報を伝えておく

3.親から質問されそうな内容をふたりで話し合っておく

4.ご挨拶に着ていく服装を決める

5.手土産を用意する

6.ご挨拶当日

 

以上の段取りを確認し、スムーズな準備をしていきましょう。

 

ご挨拶に向けた準備

結婚の挨拶は、事前の準備が大切です。

「結婚のご挨拶当日までの段取り」に沿って、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

ご挨拶の日を決める

お互いの親の都合に合わせて、挨拶の日程を決めます。

訪問までには、2週間ほど余裕があるといいでしょう。

時間の指定がない場合は、14時頃がベストです。

 

お互いの親の情報を伝えておく

結婚の挨拶は、挨拶をするのが第一の目的ですが、相手の親と会話が弾んだり、仲良くなれたりすると、今後のお付き合いもスムーズになります。

良い雰囲気をつくるためにも、相手の親について事前に調べておきましょう。

 

相手の親について知っておきたいこと

・家族構成

・職業や生活スタイル

・趣味や興味のあること

・性格(社交的、人見知り、礼儀に厳しいなど)

・避けた方がいい話題(政治や宗教のこと、学歴など)

 

親から質問されそうな内容をふたりで話し合っておく

親からは「結婚式はどうするの?」「結婚に対して親はどう思っているの?」などを聞かれることも。

とっさの質問に慌てないように、事前に準備しておくと安心です。

ふたりに向けられた質問について答えられないことがあれば、素直に「これからふたりで話し合っていきたいと思います」と、前向きな姿勢を見せることが大切です。

想定される「自分に対する質問」と「ふたりに対する質問」の答えを考えてみましょう。

 

自分に対する質問

・家族構成

・職業(結婚したら仕事は続けるのか)

・相手のどこが好きなのか

・親はこの結婚をどう思っているか

 

ふたりに対する質問

・結婚式のこと(時期・場所・規模など)

・入籍日と同居の開始時期

・結婚後の住まいや働き方

・子供はどうするか(ほしい、ほしくない、いつまでに、など)

※事前に家族の名前、年齢、職業、人柄などを伝えておきましょう。

 

結婚挨拶時の服装は?

結婚の挨拶は、結婚を真剣に考えていることを親に示すものです

。礼儀正しい服装や身だしなみで臨みましょう。

親世代が好感を持てるかを基準に考えるのがポイントです。

 

【女性の服装】清楚で落ち着いた雰囲気のワンピースが特におすすめ

スーツやパンツスタイルより、優しいイメージのスカートやワンピースが上品に映ります。

Q.髪型・メイクは?

A.清潔感のあるヘアスタイルとナチュラルメイクが基本です。

 

Q.アクセサリー・持ち物は?

A.華美なものは避け上品なものを。

 

【男性の服装】スーツにネクタイが無難。それ以外はきちんと感を大切に

スーツでも、しわや汚れのないようきれいに手入れをしておきましょう。

スーツ以外では、ジャケットとパンツでも問題はありません。

 

Q.髪型は?

A.清潔感のあるさっぱりとしたスタイルに。

 

Q.ピアスや指輪は?

A.男性のアクセサリーに抵抗のある親は多いので、外した方が無難です。

 

結婚挨拶時のマナーは?

挨拶する日時が決まったら、訪問する前のマナーや注意点を頭に入れておきましょう。

✓家の訪問は、迎える側が準備をする時間考慮して、約束の時間ちょうどか、もしくは2~3分後にインターホンを押すくらいの頃合いで

✓遅れる場合は、分かった時点ですぐに連絡

✓コートは玄関の前で脱いでおく

 

手土産の選び方

結婚の挨拶の時に手土産を持参することは、マナーとして広く認知されています。

一般的に好まれているのは、和菓子や洋菓子で、次にお酒類。地元の名産品なども珍しくて喜ばれます。

これから家族になるというけじめの意味もある手土産。

選ぶポイント3つをご紹介します。

 

1.相手の好みに合わせる

相手の親や家族の好みを事前に聞いておいて、皆が楽しめる品を選ぶことが大切です。

 

2.みんなで分けられる

お菓子などの食べ物は、分けられるものだと、相手の家族全員に楽しんでもらえます。

また、個別に包装されていると、分けやすくて便利です。

 

3.縁起に気をつける

せんべい

「割れる=破局」を連想させることもあり、避けたほうがいい場合もあります。

 

ロールケーキやカステラなどの長いもの

切る必要があることから、「縁が切れる」とも言われる一方で、「末永い(長い)お付き合い」を意味する縁起の良いものという考え方もあります。

 

当日の挨拶の流れ

いよいよ挨拶当日。

玄関に入ったところから、どのような流れで行動すればいいのでしょうか。

守るべきマナーや、親へ報告する時のセリフなどを具体的に見ていきます。

玄関先でご挨拶

玄関先では、丁寧な言葉遣いを心掛けて、明るくハキハキとした声で挨拶をしましょう。

 

初対面の場合

第一印象は大切です。

丁寧な言葉遣いと、笑顔を心がけましょう。

 

【言葉使いの例】

➣「初めまして□□と申します」

➣「今日はお忙しい中、お時間を割いてくださりありがとうございます」

 

相手の親と面識がある場合

既に顔を合わせていても、けじめのある態度が求められます。

まずはときちんとした挨拶をしましょう。

 

【言葉使いの例】

➣「ご無沙汰しています。本日はあらためて結婚のご挨拶にお伺いしました」

 

部屋に通されたら、ふたりは下座に座る

椅子や座布団は勧められてから使います。

部屋に通されたら、ふたりは下座に座りましょう。

 

上座と下座の見分け方

・基本的には入り口から遠い奥の席が上座、近い手前の席が下座

・和室の場合、床の間があればその前が上座

 

あらためて挨拶と自己紹介をする

挨拶は、椅子から立ち、座布団は外してするのがマナーです。

そして、あらためて挨拶と自己紹介をします。

 

【言葉使いの例】

➣「あらためまして、□□と申します」

➣「〇〇さんとお付き合いさせていただいております、□□と申します」

 

持参した手土産を渡す

手土産は、紙袋から出し、相手の方へ向けるのがマナーです。

 

【言葉使いの例】

➣「□□さんから、お母さまの好物だと伺いましたので」

➣「評判のお菓子と聞きましたので。ぜひ召し上がってください」

 

すぐに結婚の報告はせず、まずは歓談

すぐの結婚の報告はしないで、まずは歓談で場を和ませるのが基本です。

大事なのは、きちんとした態度と誠実な受け答えです。

初対面からなれなれしくするのもマイナスイメージになります。

相手の親の呼び方は「□□さんのお父さま・お母さま」です。

 

【言葉使いの例】

➣「いつも□□さんから、おふたり(ご両親)のことをたくさん伺っていたので、今日はお会いできるのをとても楽しみにしていました」

➣「□□さんからよくご実家のある△△(地域)の話を伺っていたので、ずっと来てみたいと思っていました」

 

【ふさわしい話題】

・天気や気候

・到着するまでの道のりの話(交通機関、時間、景色、など)

・結婚相手の子どもの頃の話

 

歓談が一段落したところで、結婚の話を切り出す

いよいよ本題の結婚の挨拶。

どちらが結婚の話を切り出すか、事前に決めておくとスムーズです。

 

【言葉使いの例】

➣「□□さんと結婚したいと思っています」

➣「本日は、〇〇さんとの結婚をお許しいただきたくご挨拶に伺いました」

 

報告が済んだら再度歓談を

報告が済んだら再度歓談をしていきます。

お酒を勧められ、飲み過ぎて失態を見せることのないよう気をつけましょう。

 

タイミングを見て、おいとまを告げる

座布団は外し、椅子なら立って挨拶します。

夕食に誘われたら応じましょう。

ただし、お酒は少量がベスト。

飲み過ぎないよう要注意です。

 

【言葉使いの例】

➣「そろそろ、おいとまします」

➣「本日はありがとうございました」

 

挨拶後のお礼もお忘れなく

帰宅したら、当日中にお礼を速やかに伝えましょう。

できれば声で伝えられる電話がおすすめです。

お礼状を送ると、より丁寧な印象になります。

 

親以外への挨拶についてはこちら

結婚の挨拶は、お互いの親だけでなく、会社の上司や友人、知人などにも必要です。

プロポーズの報告・挨拶の順番や内容を押さえて、万全の準備をしておきましょう。

プロポーズ後の挨拶は誰からするべき? 報告する順番や内容とは 

 

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