結婚指輪2019/8/5
つや消し加工の結婚指輪とは? その魅力と注意点
結婚指輪は素材や刻印などだけではなく、表面にさまざまな加工をほどこすことでも表情を変化させることができます。指輪の表面にほどこす加工の種類は、一般的に鏡面仕上げとつや消しの2種類に大きく分けることができますが、今回は「つや消し加工」の種類やメリット・デメリット、メンテナンスなどについてご紹介します。
目次
結婚指輪のつや消し加工とは
「つや消し加工」とは、結婚指輪の表面に小さな傷をつけることで、指輪表面の光沢を減らす加工のことです。つやつやとした光沢のある「鏡面仕上げ」とは異なり、落ち着いた輝きが特徴の指輪になります。派手過ぎない雰囲気で指馴染みがよいため男性からの人気も高く、指輪をしたことがない人にもおすすめの加工です。
つや消し加工の種類
つや消し加工には、その工程別にいくつかの種類があります。ここでは、つや消し加工の種類について解説します。
研磨に使用する道具の違いによって、「ホーニング加工」や「ヘアライン加工」など、さらに細かく分類することができます。
マット加工
指輪の表面に細かな凹凸を刻むことで、やわらかで落ち着いた質感を出すことができる加工方法です。
ヘアライン加工
指輪表面に、髪の毛のように細いライン状の溝を刻んでいく加工です。マット加工に比べ、少し白っぽい独特な輝きがある仕上がりになり、素材の質感を感じることができます。また、シャープな印象を与えることができるため、男性からも人気が高いです。
その他の加工
つや消し加工には、その他にも「スターダスト加工」「ダイヤモンドポイント加工」などの種類があります。
特殊な工具を使用して表面を細かくカット彫りするのが「スターダスト加工」です。ダイヤモンドの輝きとは異なる、星屑のようにキラキラと豪華な輝きを表現します。
「ダイヤモンドポイント加工」は微粒のダイヤモンドで表面を研磨するため、マット加工のものに比べると目が粗くなるため、少しザラザラとした手触りが特徴です。マットな中にもわずかな輝きや光沢が残ります。
つや消し加工のメリット・デメリット
つや消し加工をほどこした結婚指輪には、どのような特徴があるのでしょうか。ここからは、つや消し加工のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
つや消し加工の指輪は、表面を削るなどの加工を行うため、鏡面仕上げのものに比べると傷が目立ちにくいのがメリットです。
また、光沢が少なくなる分落ち着いた印象が増し高級感があるため、派手なアクセサリーが苦手な方や、毎日職場に着けていきたい方にもおすすめです。
更に、指なじみがよく男性でも着けやすいことも、つや消し加工の指輪のメリットになります。これまであまり指輪を付けたことがないという方でも、自然で落ち着いた輝きを持つ「つや消し加工」の指輪は身に付けやすいでしょう。
デメリット
つや消し加工の指輪のデメリットは、長年の使用による傷や摩擦で表面の加工が徐々にならされていき、光沢が出てきてしまうことです。また、サイズ直しを行うことによってつや消し加工が消えてしまう、布で拭いたことでつやが出てしまうなど、購入後のお手入れには注意する必要があります。
つや消し加工の指輪はメンテナンスが必要
指輪に光沢が出てくるのは、経年による風合いの変化なので、気にならない場合は問題ありませんが、気になる方や長年つや消し加工の魅力を楽しみたい方は、定期的なメンテナンスが必要です。
しかし、個人でつやを消すためのメンテナンスを行うのは難しいため、再度つや消しをほどこしたい場合は、指輪を購入した店舗やブランドでメンテナンスを受ける必要があります。ブランドによっては、保証の範囲内でつや消し加工を再度ほどこしてもらえる場合もあるため、購入する際はアフターケアにつや消し加工が含まれているかを確認しておくとよいでしょう。
加工の特徴を理解して指輪を選びましょう
結婚指輪はデザインや素材だけではなく、リングの表面加工によっても雰囲気が大きく変わります。特につや消し加工は、加工の種類によっても印象が変わってくるため、それぞれの希望に合わせて加工をほどこすとよいでしょう。表面加工ごとの特徴を知ったうえで結婚指輪を検討すれば、ふたりが納得できる仕上がりの結婚指輪をオーダーできるはずです。
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