結婚準備2022/4/25
ブライズメイドって何をする?役割や衣装準備、注意点を解説
海外の結婚式ではおなじみのブライズメイド。最近は日本でも取り入れる方が増えてきています。
そこで今回は、ブライズメイドの役割からその由来、依頼するときの方法や注意点など、詳しく紹介していきます。 ブライズメイドを取り入れることで、一生に一度のウエディングシーンをより華やかに、印象的で特別感のあるものにしてくれます。
参考にしていただいて、思い出に残る素敵な結婚式にしてください。
ブライズメイドとは?
ブライズメイドとは、新婦さんの付添人や立会人のことをいいます。海外の結婚式におけるブライズメイドは、新婦さんと一緒になって式の準備を進めたり、式当日の新婦さんの身の回りのお世話をしたりと、新婦さんに寄り添って心身ともにサポートし、支えてあげるとても重要な役割を担います。
ブライズメイドはみんなで純白以外のお揃いのドレスを着てブーケを持ちます。その姿はとても華やかで、式をさらに盛り上げる演出にも役立っています。
新郎側の同じ役割を担う男性たちは、「アッシャー」や「グルームズマン」と呼ばれ、ブライズメイド同様にお揃いのスーツやネクタイ、小物などを身に着けて参加します。
ブライズメイドの由来とは?
ではブライズメイドはいつ頃からどこで行われていたのでしょうか。それは、中世のヨーロッパの教会が発祥と言われています。
ブライドメイドの皆さんは、元々、新婦の影武者として結婚式に参加することが本来の役割でした。その時代、結婚式のときに幸せそうな新婦をみた悪魔が、嫉妬をして新婦に取り憑いたり、さらってしまうと言い伝えられていました。そのために、同じような恰好をした友人や姉妹を付添人として参加させることで、悪魔の目を惑わし、新婦を悪魔から守るというのがブライズメイドの由来になります。
フラワーシャワーやライスシャワー、ウエディングドレスの長いベールなどもヨーロッパ由来の習慣で、厄払いや子宝に恵まれるようにという願いを込めて行われていたそうです。
ブライズメイドの役割とは?
海外などで行われる結婚式でのブライズメイド本来の役割としては、式の準備を新婦さんと共に進めていったり、式当日の新婦さんの移動や着替えなど、身の回りのお世話をするアテンド役を請け負うのが一般的とされています。
しかし、日本において式の準備から当日の新婦さんのお世話は、ウエディングプランナーが行うことが一般的で、本来のブライズメイドの役割を日本の結婚式で取り入れるのはなかなか難しいかもしれません。
ですので、本来の役割はプランナーさんにお願いをして、受付や余興、入場のエスコート、二次会の企画など、自分たちオリジナルの演出でブライズメイド取り入れていきましょう。美しいドレスで揃えて参加するだけでも、式が華やかになり、立派な役割と言えますね。
ブライズメイドの依頼方法、注意点は?
「ブライズメイドを取り入れたいけど、誰にいつどのようにお願いすればいいのかわからない…」。まだまだ日本では馴染みのないブライズメイドなので、多くの方がこういった疑問をお持ちだと思います。
ここではブライズメイドをお願いする際の方法や注意点を紹介していきます。
依頼方法①どんな人に頼むのか
ブライズメイドをお願いするのは、仲が良く信頼のおける友人や姉妹、親族にお願いするのが一般的とされています。新婦さんをサポートする大切な役割なので、信頼できる人物にお願いをするのが良いでしょう。
ブライズメイドは悪魔の目を惑わす役割だったので、元々、未婚の女性がつとめていましたが、現在では既婚未婚はあまり問わず、新婦さんがやってもらいたい人にお願いをするケースが多くなっています。
依頼方法②何人ぐらい
人数の決まりは特にありませんが、2~5人くらいがもっとも多いようです。式を華やかにしたいという方は10人ぐらいに列席してもらうケースもあります。もちろん心から信頼する方1人でもOKです。
依頼方法③いつ頃お願いすれば良いか
ブライズメイドにお願いをする内容にもよりますが、式直前ですとやはり負担が大きくなってしまうので、本格的な式の準備が始まる3か月前までにはお願いをするようにしましょう。
お願いする内容が多かったり、遠くてあまり会えないような人の場合は、式の半年前など、もっと早い段階でお願いをしておいたほうが、よりスムーズに進むでしょう。
依頼方法④何をお願いするか
依頼をする前に、ブライズメイドの方々にどこまでお願いをするのかしっかり決めてから依頼するようにしましょう。お揃いの衣装だけ、お揃いの衣装+受付や余興、お揃いの衣装+本来のブライズメイドに即したアテンド役など、あまり負担にならないことを前提に決めていきましょう。
もし、相談できるような関係であれば、どこまでお願いできるか、直接相談してみるのも良いでしょう。
依頼方法⑤伝え方
重要な役割をお願いするので、ちゃんとした形で感謝の気持ちを持ちながら伝えるようにしましょう。直接会って自分の言葉でしっかり伝えられることが出来ればベストですが、遠かったり、間違いのないように文面に残したいというときには、手紙やメールでも問題はありません。
海外ではブライズメイドをお願いするときに、当日着る衣装やブーケなどを詰めたボックスを送ってお願いをする「ブライズメイドボックス」という習慣があります。 衣装でなくても、当日つけてほしい小物などを送ってお願いするのも、サプライズ感があって良いかもしれませんね。
ブライズメイドの衣装の選び方や費用は?
ブライズメイドといえばやはりお揃いの衣装ですが、その衣装はいつ誰がどのように決めるのか、その費用は誰が負担するのか、気になる部分だと思います。
お金については、よく問題になるところですので、事前にしっかりと話し合って決めておくようにしましょう。
費用
お揃いの衣装や小物など、式当日に身に着けるものに関しては、新婦さん側が費用を負担するのが一般的と言われています。
しかし、最近はブライズメイドの方々が自腹で用意するケースも増えています。そういった場合には、ご祝儀や車代などで配慮してあげましょう。
選び方
・誰が選ぶか
新婦さん側が選ぶか、ブライズメイド側が選ぶか、特に決まりはありません。新婦さん側が選ぶと、ブライズメイドの方々は待つだけで良いので負担が軽減されます。 ブライズメイドの方々が選ぶと、選ぶ楽しさや一緒に結婚式を作り上げているという一体感が生まれます。
・どうやって選ぶか
形、色、デザインなどにルールはありません。自由に選ぶことができます。ただ、色はウエディングドレスの純白以外を選ぶようにしましょう。 選ぶうえでまず押さえておきたいのが、結婚式のテーマや会場の雰囲気に合うかどうか。
新婦さんのドレスとのバランスや季節、装花の色合い、ロケーションなど、総合的に見て、チグハグな印象にならないようなドレスを選ぶようにしましょう。
ですが、そこばかり意識してしまうと、ブライズメイドの方々の個性を消してしまう可能性もあります。みなさんの個性も大切にした着こなしの工夫も取り入れてください。
・購入?レンタル?
衣装を用意する方法として、購入とレンタル、2つの方法があります。購入はもちろん新品が着られます。さらに、今流行っているデザインを取り入れることができるなど、自分好みにアレンジがしやすいというメリットもあります。
デメリットとしてはやはりレンタルにくらべて高価になってしまうとことです。1回限りのブライズメイドのために高価なドレスを購入するのはもったいないと思う方も多いと思います。 そういう方は、費用が安くすむレンタルを利用しましょう。衣装だけではなく小物もレンタルできるので、費用負担は格段に下げることができます。
レンタルの多くは送料や使用後のクリーニング代も含まれていますので、使用後のクリーニングの必要もなく、メンテナンスの手間も大幅に省くことができます。ただ、デザインの種類やサイズは限られてしまいますので、大人数でのブライズメイドには厳しいかもしれません。
ブライズメイドの例をご紹介
では最後にブライズメイドの実例を紹介します。みなさんとても華やかで個性あふれる素敵なコーディネートになっています。色合いや雰囲気など参考にしてください。
事例①大人な紫
高貴な色とされている紫で大人っぽいイメージを演出。色調を変えることで、新婦さんの純白のドレスが際立ち綺麗なグラデーションになります。
事例②さわやか水色
水色には誠実や平和という意味があり、永遠の愛を誓う結婚式に最適な色と言えます。また爽やかな印象を与えられるので、初夏の結婚式や暑い季節にもおすすめです。
事例③明るい黄色
やさしく温かさを感じる黄色。会場全体を明るく、華やかな雰囲気になります。
事例④ナチュラルなグリーン
グリーンのドレスは、ガーデンウェディングなど自然を取り入れた結婚式にぴったりの色です。落ち着いた色が多いので、年齢が上の方にお願いするときも抵抗なくきていただけます。
ブライズメイドのみなさんと忘れられない結婚式に
ここまで、欧州由来のブライズメイドについて見てきました。自分たちの結婚式にはどんなブライズメイドが合うのか、相談しながらあまり負担にならないよう上手に取り入れてみてください。
事前準備はいろいろと大変かもしれませんが、新婦さんにとっても、ブライズメイドの方々にとっても、きっと思い出に残る素敵な結婚式になると思います。お揃いの衣装やアイテムを持った方々がいるだけで、とても華やかになり、素敵な写真がたくさん撮れそうですね。
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