結婚準備2025/10/18

婚約期間の長さはどれくらい?期間中に行いたい結婚準備や過ごし方

婚約してから入籍までの「婚約期間」、皆さんはどれくらいの長さが理想だと思いますか?
結婚が決まった嬉しさと同時に、「結婚式はいつにする?」「準備って何から始める?」など、たくさんの疑問や不安が浮かんでくる方も多いのではないでしょうか。

実際、婚約期間の過ごし方に決まった正解はありません。短くても、長くても、それぞれにメリットがあります。大切なのは、おふたりのペースに合った時間の使い方を見つけることです。

この記事では、婚約期間の平均やメリット・注意点、期間中にやっておきたいこと、よくある質問までを丁寧に解説します。「このままで大丈夫かな」と不安を抱えている方が、少しでも安心して前に進めるようなヒントをご紹介します。

ふたりの新しいスタートが、より穏やかで幸せなものになりますように。

婚約期間とは?定義と平均期間を解説

婚約とはどういう状態?

婚約とは、プロポーズから入籍(婚姻届の提出)までの期間のことを指します。法的には、お互いが結婚の意思を確認し合った状態で、この期間にふたりは結婚に向けた様々な準備を進めていきます。

婚約期間は、単なる準備期間ではありません。お互いをより深く知り合い、これからの人生を一緒に歩んでいくための大切な時間でもあります。結婚式の準備や新居探しはもちろん、将来の価値観を共有したり、両家の関係を築いたりと、充実した内容で過ごすことができる特別な期間です。

婚約期間の平均はどれくらい?

気になる婚約期間の長さですが、複数の調査によると半年から1年程度が最も多い傾向にあります。

具体的には、6ヶ月以上1年未満のカップルが約33%と最も多く、3ヶ月以上6ヶ月未満が約30%、3ヶ月未満が約20%という結果が出ています。つまり、全体の6割以上のカップルが1年以内に入籍していることになります。

一方で、1年以上の期間を設けるカップルも約2割程度存在し、中には3年以上かけてじっくりと準備を進める方もいらっしゃいます。これは、結婚式の希望日程や新居の準備、お仕事の都合など、それぞれのライフスタイルに合わせた選択をしているからです。

昔と今で変わる婚約期間の傾向

近年の婚約期間には、社会情勢による変化も見られます。

共働き世帯の増加により、効率的な準備を重視するカップルが増えているのが特徴です。お互いが忙しい中でも、半年から1年という期間で計画的に準備を進める傾向が強くなっています。

また、価値観の多様化により、従来の「1年かけてしっかり準備」というスタイルだけでなく、「3ヶ月でスピード入籍」や「2年以上かけてじっくり準備」など、カップルごとの事情に合わせた柔軟な期間設定が一般的になりました。

大切なのは、世間の平均に合わせることではなく、おふたりが無理なく、安心して準備を進められる期間を選ぶことです。短くても長くても、それぞれに良さがあります。次の章では、期間の長短によるメリットや注意点について詳しく見ていきましょう。

婚約期間が長い・短い場合のメリット・注意点

婚約期間が長めの場合のメリット・注意点

婚約期間が1年以上と長めになるカップルも少なくありません。お互いの仕事や住まいの都合、結婚式の理想日程などに合わせて、ゆっくりと準備を進めたいという方も多いようです。

長い婚約期間には、以下のようなメリットがあります。

主なメリット説明
準備や貯金に余裕が生まれる結婚式、新居、ハネムーンなどの費用をじっくり準備できる
理想の結婚式や新生活を計画できる時間をかけてイメージをすり合わせながら準備できる
相手をより深く知る機会になるお互いの家族、価値観、将来の方向性を時間をかけて共有できる

実際に、「式の希望日が1年先だったので、焦らずに準備できて安心だった」という声もよく聞かれます。特に遠距離恋愛や多忙な職業同士のカップルには、長い婚約期間が適していることも多いです。

婚約期間が短めの場合のメリット・注意点

一方で、3ヶ月~半年程度の短い婚約期間で入籍・結婚するカップルも増えています。共働きや授かり婚など、スピード感のあるライフスタイルを重視する方に選ばれる傾向です。

短い婚約期間のメリットは以下の通りです。

主なメリット説明
気持ちが盛り上がったまま結婚できる愛情のピークで入籍することでマリッジブルーになりにくい
準備に勢いが出るタイトなスケジュールでも集中して行動できる
曖昧な時間が少なく、関係が明確になる婚約中の不安やすれ違いが少なく、結婚生活にすぐ移行できる

「授かり婚で時間がなかったけれど、逆に迷うことが少なくてよかった」というポジティブな意見も見受けられます。

ふたりに合った婚約期間の考え方

どちらの期間にも魅力がありますが、それぞれに注意点も存在します。

期間注意点
長い気持ちが間延びしてしまうことも・関係性にマンネリが生まれるリスク・外部環境の変化で予定がズレやすい
短い準備不足でトラブルが起こりやすい・お互いの価値観を十分に確認できない場合も・ご家族への説明や段取りに追われやすい

たとえば、あるカップルは「式の準備で数ヶ月前から意見が合わず、婚約がぎくしゃくした」と話していました。一方で、「短期間で進めたおかげで余計な不安が生まれなかった」と感じた方もいます。

大切なのは、「世間の平均」や「周りの声」に合わせるのではなく、おふたりのペースに合った期間を選ぶことです。

仕事や家庭の事情、理想の結婚式のスタイル、人生設計など、考慮すべき要素はさまざまです。互いにしっかり話し合い、「この期間なら安心して準備が進められる」と思える長さを選ぶことが、婚約期間を充実させる第一歩になります。

婚約期間中にやるべき準備と過ごし方

準備しておきたいToDoリスト(簡易版)

婚約期間は、結婚に向けての準備を進める大切な時間です。ただ、やることが多く「何から始めればいいのか分からない」という不安を抱える方も少なくありません。

主な準備項目には以下のようなものがあります。

とはいえ、すべてを一度に進める必要はありません。おふたりのペースに合わせて、無理のない順番でひとつずつ取り組んでいくことが、充実した婚約期間を過ごすコツです。

時期別に見るおすすめの進め方(時系列フロー)

婚約期間が半年~1年ある場合の準備スケジュールを、時期別にまとめました。あくまで目安として、ご自身の状況に合わせて柔軟に活用してみてください。

時期半年婚(6ヶ月)1年婚(12ヶ月)
婚約直後~1ヶ月両家挨拶・顔合わせを実施両家挨拶・顔合わせの日程を相談
2~3ヶ月目式場予約・新居探し・指輪選びを開始式場や新居の情報収集をスタート
4~5ヶ月目結婚式準備本格化・入籍日調整ブライダルフェア参加・指輪選び
6ヶ月目以降入籍・結婚式・新生活スタート顔合わせ・結納・本格準備に移行
9~12ヶ月目入籍・結婚式・新生活スタート

どのタイミングで何を進めるか、ふたりで話し合いながら優先順位をつけると、準備もスムーズです。

気をつけたいこと・よくある悩み

婚約期間中は、楽しみな反面、不安やストレスを感じることもある時期です。

特に多いのが以下のような悩みです。

  • 何から始めてよいか分からない
  • 両家や周囲との関係性への気遣い
  • 結婚後の生活や経済面のプレッシャー
  • 準備が思うように進まず焦る
  • マリッジブルーのような気持ちの揺らぎ

4℃の店舗でも「準備が思ったより大変で、気持ちが追いつかない…」とご相談される方がいらっしゃいます。

そんなときは、タスクをリスト化して見える化したり、相手と不安を共有する会話の時間をつくることが大切です。小さな進捗でも「今日これが決まったね」とお互いに認め合うだけで、気持ちはずっと前向きになれます。

また、無理に何かを進めようとせず、少し立ち止まる時間も婚約期間の大切な一部と捉えてみてください。この期間は、ふたりが「家族になる」準備を整えていくプロセスそのもの。焦らず、安心できるペースで過ごすことが、かけがえのない思い出になります。

婚約期間をもっと充実させるためのアイデア

婚約期間は、結婚準備のためだけでなく、ふたりの絆を深める大切な時間でもあります。せっかくならこの特別な期間を、ただの「準備期間」にせず、思い出に残る時間にしてみませんか。

おすすめの過ごし方・イベント例

忙しい日々の中でも、婚約期間ならではの楽しみ方はたくさんあります。

たとえば、

  • 少し背伸びしたレストランで「婚約記念日ディナー」を過ごす
  • 婚約指輪や結婚指輪を一緒に選びながら、将来の夢を語り合う
  • ふたりの「写真アルバム」や「思い出ボックス」をつくる

といったふたりの特別な体験を積み重ねることで、準備の合間に心がふっとやわらぎます。

特別なイベントでなくても、ふたりで一緒に◯◯する日と決めるだけでも十分。例えば「指輪を見に行く日」「結婚式場を見学する日」など、ちょっとした記念日をつくっていくのもおすすめです。

パートナーと話し合っておきたいこと

婚約期間は、結婚生活の土台を築く時期でもあります。これからの生活を安心して迎えるために、以下のようなことを少しずつ話し合っていくと安心です。

  • お金の管理(貯金・生活費・共通口座など)
  • 仕事と家庭のバランス(家事分担・転勤やキャリア)
  • 子どもや将来のライフプラン
  • それぞれの家族との関係性や距離感

特に「今すぐ決めなくてもOK」と思える話題ほど、早めに共有しておくと後々の安心感につながります。お互いの考えを知る時間として、ゆっくりとしたペースで進めることが大切です。

忙しい方でも楽しめる工夫

お仕事が忙しくてなかなか時間がとれないカップルでも、工夫次第で婚約期間は充実します

  • スマホでできる「ToDo共有アプリ」で準備を共有
  • ふたりだけの「夜カフェミーティング」を週1回実施
  • 寝る前に5分だけ「今日話したいこと」をLINEで送る習慣

このように、小さなコミュニケーションを積み重ねるだけでも、ふたりの気持ちはしっかりつながっていきます

婚約期間に「特別なことをしなければ」と思う必要はありません。大切なのは、ふたりらしいペースで信頼と安心を育んでいくこと

これから入籍や結婚式を迎えるおふたりにとって、この期間が少しでも温かく、充実した時間になることを願っています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 婚約期間の平均はどれくらいですか?

複数の調査によると、婚約期間は半年から1年程度がもっとも一般的とされています。特に6ヶ月~1年未満の方が多く、全体としても1年以内に入籍されるカップルが6割以上です。ただし、ライフスタイルや価値観によって理想的な期間は異なります。「周りと違っても大丈夫」と考えることが大切です。

Q2. 婚約期間が長いと良くないのでしょうか?

婚約期間が長いことには、じっくりと準備できる、貯金の時間を確保できる、ふたりの関係をより深められるなどのメリットがあります。一方で、「なかなか進まない」と不安になることもあるかもしれません。でも大丈夫。無理に急がず、おふたりのペースで歩んでいくことが、安心感と信頼につながります。

Q3. 婚約期間中はどんな準備をすればいいですか?

結婚式や新居の準備、両家挨拶、指輪選び、入籍スケジュールの検討など、やるべきことは多岐にわたります。ただ、すべてを一度に進める必要はありません。ToDoリストを活用し、「今できること」を少しずつ進めていくのがおすすめです。結婚準備チェックリストなどを活用するのもひとつの方法です。

Q4. 婚約期間中に不安になるのは普通ですか?

はい、多くの方が「このままでいいのかな」「準備が間に合うかな」といった不安を感じます。中には「マリッジブルー」と呼ばれる心の揺らぎを経験する方も。ただ、それはふたりで未来を考えているからこそ。そんな時は、焦らずに気持ちを言葉にして、パートナーと共有する時間をつくってみてください。

このようなよくある疑問も、ふたりでひとつずつ乗り越えていくことで、大切な思い出になっていきます。


まとめ・次に読むべき記事

婚約期間は、ふたりの関係を深め、未来に向けて準備を整える大切な時間です。期間の長さに「正解」はありません。重要なのは、おふたりが納得できるペースで進めること。

この記事では以下のような内容をお伝えしました:

  • 婚約期間の定義と平均的な長さ
  • 長い/短い期間それぞれの特徴と注意点
  • 準備すべき内容と実際のスケジュール例
  • 婚約期間をより豊かにする過ごし方のヒント

婚約期間は、結婚生活の始まりとも言えるかけがえのない時間。どうぞ、おふたりの気持ちを大切に、無理なく準備を進めてください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療・法律・金融・専門資格等に基づくアドバイスではありません。個別の状況については、専門家にご相談ください。

※本文中では「入籍」という一般的な表現を使用していますが、法的には「婚姻届の提出」が正確な用語です(出典:NHK)。

出典一覧

【結婚・婚約関連調査】

  1. ハナユメ「プレ花嫁なら知っておきたい!マリッジブルーの原因と克服法を解説」
  2. IBJ「2024成婚白書」
  3. 結婚情報サービス各社公表データ

【結婚準備・スケジュール関連】

  1. ウェディング業界調査「結婚準備スケジュール実態調査」
  2. ブライダル専門メディア調査結果

【心理・ライフスタイル関連】

  1. マリッジブルー・結婚不安に関する専門機関調査
  2. 夫婦・カップル関係性調査各種

【法的・用語解説】

  1. NHK「『入籍』は正しい?(ことばの疑問)」
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