結婚準備2021/10/6
引き出物はどう選ぶ?もらって嬉しいアイテムを解説
「結婚式の引き出物どうしよう?」「どういうものが喜ばれるの?」と、結婚式の引き出物選びに悩む人は多いようです。
せっかくならば、ゲストに心から喜ばれるものを選びたいですよね。
結婚式の楽しみは、「料理」「引き出物」という方も多いのではないでしょうか? 今回は、引き出物を選ぶ大事なポイント、
金額の相場、そして人気の引き出物、さらに、忘れてはいけない贈り分けのマナーについて、くわしく解説いたします。
目次
引き出物とは?
引き出物とは、結婚式に出席してくれたことや、ご祝儀をいただいたことへの 感謝とお礼の意味があります。
ちなみに昔は、披露宴であまった料理を、ゲストの家族へお土産として渡していたのだとか。
時代はかわり、今では「結婚式に出席した記念品」という意味合いが強くなりました。
ゲストにとって、「今回の引き出物はどんなものだろう?」とワクワクするもの。
ゲストが帰宅後、結婚式を思い出して笑顔になるようなものを選びたいところです。
引き出物は、カタログギフトや食器、タオルなどが人気です。
さらに、バウムクーヘンなどの引菓子と、縁起物である鰹節、昆布などを組み合わせ、三品贈るのが一般的となっています。
偶数は「わかれる」などと縁起が悪いということで、三品贈るようになったのだとか。
しかし、地域によっても違いがあるようです。
● 北海道は会員制が主流のため、少なめの1,2品
● 北陸、東海地方は3~5品ほどで予算も高め
このように、引き出物は地域性もあるので、間違いのないよう下調べが 必要となるでしょう。
引き出物を選ぶ際のポイント
結婚式の引き出物を選ぶ際は、二つの方法があります。
一つ目は、式場にある提携ショップで選び、購入する方法。
二つ目は、個人的にインターネットや店舗などで購入し、持ち込む形です。
提携ショップと、個人での持ち込みは、どちらがおすすめなのでしょうか。
また、引き出物を選ぶ際に、注意するポイントも気になるところ。
これからくわしく、引き出物を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介いたします。
提携ショップで選ぶポイントとは
式場の提携ショップで引き出物を選ぶメリットは、以下になります。
● 簡単に選ぶことができる
● 人気商品が一目でわかる
● 式場の担当者が発注などすべておこなってくれる
● トラブルがあった場合も、フォローがあり安心
このように、提携ショップで引き出物を選ぶメリットは手軽さと安心感にあります。
何かトラブルがあった時も、担当者がしっかりフォローしてくれるので、ゆったりとした気持ちでいられます。
人気商品が一目でわかるという点も、ありがたいですね。
しかし、デメリットも…。
● 品数が少ない
● 値段が高い
このように、人気商品が一目でわかるものの、品数が少ないというデメリットがあるようです。
こだわりが感じられるものを選びたい場合は、少し物足りない可能性もあるでしょう。
また、手数料などがかるため、割高となります。
凝った引き出物を選びたい場合や、予算をフルに使いたいのであれば、購入したものを持ち込む形がよいでしょう。
引き出物を持ち込むポイントとは
引き出物を持ち込むメリットは以下になります。
● 手数料がかからないため、予算にゆとりがでる
● こだわった品物を自由に選べる
● ありきたりでないため、ゲストに喜ばれる可能性が高くなる
このように、引き出物を持ち込むと手数料がかかりません。
また、品数豊富という点は大きなメリットとなります。
ゲストの顔を思い浮かべ、たくさんある品物から選ぶ楽しさは別格ですね。
しかし、こちらもデメリットがあります。
● 持ち込み料がかかる可能性もある
● さまざまな手配を自分たちでやるため、配送トラブルなどの危険も
このように、自由に引き出物を選べる反面、トラブルが起きた場合は大変。
しかも、式場によりますが「持ち込み手数料」がかかることも。
この点については、先に問い合わせておくと安心です。
引き出物の選び先は、どちらもメリット、デメリットがありました。
どちらがより、二人にとってメリットが大きいか想定し、決めるとよいでしょう。
引き出物の金額相場
引き出物の金額相場は、ご祝儀の10%程度となり、約4000~1000円ほどとなっています。
メインの引き出物にプラスして、「引き菓子」「縁起物」もつける場合は、 それぞれの金額が、1000円前後となるようです。
また、引き出物はゲストとの関係性や、ご祝儀の金額によって異なります。
ご祝儀の金額をあらかじめ想定し、準備する必要があるでしょう。
友人への金額相場
友人からいただくご祝儀の相場は「3万円」ほどになります。
したがって、友人へ引き出物の相場は、3品で5000円程度が一般的。
● 引き出物メイン3000円
● 引き菓子1000円
● 縁起物1000円
以上3点の合計金額が相場になります。
友人への引き出物は、趣向を凝らしたものを選ぶことが多いのだそうです。
上司への金額相場
上司からいただくご祝儀の相場は「5万円」ほどになります。
したがって、上司への引き出物の金額相場は3品で7000円程度が一般的。
● 引き出物メイン5000円
● 引き菓子1000円
● 縁起物1000円
以上3点の合計金額が相場となります。
上司には挨拶などをお願いする場合もありますし、友人や同僚と比べご祝儀が 多いことも予想できます。
失礼のないように、しっかり準備することが大切です。
親族への金額相場
親族からいただく金額相場は、金額に幅があるようです。
親戚内で、「お祝い事の金額」を決めている場合も多いのだとか。
一般的なケースよりも、まず両親に確認することをおすすめします。
しかし多くの場合、親族からいただく金額相場は「5万円」ほどとなっているようです。
したがって、親族への引き出物の金額相場は3品で7000円程度が一般的。
● 引き出物メイン5000円
● 引き菓子1000円
● 縁起物1000円
以上3点の合計金額が相場となります。
まずは両親への事前確認を忘れないようにしましょう。
人気の引き出物は?
ゲストに喜んでもらえる引き出物はいくつかあります。
自由に好きなものを選べるカタログギフトや、ブランド食器は定番人気。
自分では買わないけれど、貰えると嬉しいもの、という点がポイントのようです。
また反対に「ちょっと困る…」という引き出物も。
● 重いもの
● 場所をとるもの
● 二人の名前入りグッズ
以上3点の品は、不評のようです。
「重いものは、持ち帰りが大変」 「場所をとるものは置く場所がない」 「名前入りグッズは捨てるに捨てられず、扱いに困る」
この引き出物、自分が貰ったら嬉しいかな?と想像して選ぶとよいかもしれません。
次に、もらって嬉しい引き出物をくわしく解説いたします。
カタログギフト
引き出物の定番人気といえば、カタログギフト。
かさばらず軽いので、女性にも 安心して選べます。
なにより、好きなものを選べるという点が人気です。
内容も日用品系、ブランド食器系、食べ物系などさまざま。
さらに、カタログギフトは3000~10000円の商品があるので、「贈りわけ」にも便利。
値段が違っても、開封しないかぎり、見た目は同じなので安心感がありますね。
食器
ブランド食器も定番人気です。
こじゃれたブランド食器は、自分では買わなくても 貰えると嬉しいですよね。
長く愛用してもらえそうな点も、贈る側として嬉しいポイント。
一昔前は、食器は割れるということから、引き出物として敬遠されたもの。
しかし現在は、お洒落で素敵ということで、引き出物の定番人気となりました。
食器は白をベースとした、個性の強すぎないものが人気のようです。
また、カトラリーも軽くて人気です。
いつもの食事も、お洒落なカトラリーなら気分が上がりますよね。
ゲストの日常をさりげなく彩るような引き出物は、喜ばれる可能性が高いといえるでしょう。
タオル
タオルも人気があります。
何より軽いという点と、普段買わないブランドタオルは 「来客用に使える」と人気です。
また、タオルは消耗品なので何枚あっても便利。
急に新しいタオルが必要になることも あるので、重宝されます。
ただ注意する点があります。
● よくわからないブランドタオル
● 実家暮らしの場合
このように、「どこのブランドだろう?」と思われるものは、あまり喜ばれない可能性も。
「引き出物だし、きっと有名なブランドタオルだろう」と期待値が上がっていることが あるようです。
また、ゲストが実家暮らしの場合は、タオルにありがたみを感じにくいことも…。
誰もが知っている有名ブランドで、肌ざわりが極上なタオルを選ぶと喜ばれるかもしれません。
引き出物を贈り分けする時のマナー
昔は、ゲストに同じ引き出物を贈ることが一般的でした。
しかし最近は、おもてなしの精神が強いカップルが多く、ゲストに喜んでもらう「贈り分け」をする傾向にあるようです。
贈り分けとは、ご祝儀の金額を想定し、それに見合った引き出物を用意すること。
また、ゲストの性別や年齢、趣向もさまざまなので、同じ引き出物では、満足度も上がりません。
ゲストの満足度をあげるためにも、贈り分けは大切といえるでしょう。
贈り分けのマナーとして大切なポイントは以下になります。
● ご祝儀の金額を予想し、それに見合ったものを準備する
● 引き出物の値段はわからないように工夫する
ご祝儀は、一般的に「友人は3万円」「上司は5万円」「親族は5万~それ以上も」とそれぞれいただく金額に差があります。
それを予想し、最適な額の引き出物を選ぶことが重要です。
特に親族は、先ほども述べましたが、親族内で「お祝い事の金額」を決めている場合があるので、注意が必要です。
のしの選び方
引き出物の準備が終わりましたら、いよいよ「のし」の確認が必要となります。
引き出物は両家からの贈り物ですので、両家の苗字を左右にいれることが基本のマナー。
最近は、カジュアルなウェディングも人気で、「のしは付けない」というケースも 増えているのだとか。
しかし年代によっては、「のしがないなんて…」と不快に感じるゲストもいます。
引き出物にはのしを付けるのがマナーだと思っていた方がよいでしょう。
引き出物に付けるのしのマナーを以下にまとめました。
● 上段に寿の文字をいれる
● 下段に両家の苗字を連名でいれる
● 新郎の苗字が右側
● 新婦の苗字が左側
● 入籍済みの場合も旧姓でいれる
ちなみに、「引き菓子」にのしを付ける場合は、苗字ではなく、新郎新婦の下の名前をいれます。
しかし、最近は「引き菓子にのしは必要ない」という風に、変わりつつあるようです。
しっかり両家で話し合いをして決めるとよいでしょう。
水引の選び方
水引を選ぶマナーは、以下の二点です、
● 紅白の結び切りを選ぶ
● 水引の本数は10本を選ぶ
「結び切り」は、簡単にほどけない結び方になります。
するっとほどけてしまいそうな蝶結びは、別れを連想させて縁起が悪いのでNGです。
また、本数は10本のものを選びましょう。
お祝いごとに水引は5本のものが選ばれます。
しかし、結婚祝いは別なのだとか。
「よろこびを倍に」という意味から、10本の水引を使用するのがマナーとなります。
内のしか外のしか?
内のしとは、贈り物自体にのしをかけて、包装紙に包むこと。
外のしは、贈り物を包装紙に包んだあとに、のしをかけることをいいます。
どちらが正解かというと、どちらも正解で、決まりはないようです。
昔は外のしの方が一般的でしたが、どうしても破れやすいため、内のしが主流になりつつあるようです。
ちなみに、「関東は外のし」「関西は内のし」と地域性もあります。
マナーに厳しい地域もあるので、事前の確認がおすすめです。
引き出物はもらって嬉しいアイテムを選ぼう
● 引き出物は式場連携ショップで選ぶか、自分たちで持ち込む
● 連携ショップの場合はとにかくラクだが、割高で品数少なめ、手数料もかかる
● 持ち込む場合は、品数豊富で楽しいがトラブルの際は困る。持ち込み料のかかる式場も
● 友人へ引き出物の金額相場は「5000円」
● 上司へ引き出物の金額相場は「7000円」
● 親族へ引き出物の金額相場は「7000円~」それ以上の可能性も
● 人気の引き出物は、カタログギフトやブランド食器、ブランドタオル
● 避けるべき引き出物は、重い、場所をとる、名前入りグッズ
● 贈り分けは大切なマナー
● 引き出物にのしは必要
● 水引は紅白の結び切りを選ぶのがマナー
● 水引の本数は10本を選ぶ
今回は、「結婚式の引き出物の選び方」や、「引き出物の金額相場」、「贈り分けマナー」、「のしのマナー」について解説していきました。
ゲストの喜びそうな引き出物選びのコツや、さまざまなマナーがあるということがわかりました。
また、地域性もあります。
絶対これが正解、と言い切れない部分も多いので、 両家でじっくり話し合いながら準備をするのがいいでしょう。
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