結婚指輪

結婚指輪をつけない人の心理とは?結婚指輪をつける・つけない問題について

愛する二人が永遠を誓い合って交換する「結婚指輪」。左手の薬指につけることで、既婚者であるというメッセージを送る大事なアイテムですが、普段からあまり身に着けてない人たちが男女ともに一定数いるようです。なぜその方々は大事な愛の証である結婚指輪を着けないのでしょうか。その理由を探っていきたいと思います。そのほかにも、指にはめるだけではない、指輪の着用アイデアや、普段着けていないパートナーに着けてもらいたいと思ったときの働きかけ方なども紹介していきます。

これから結婚指輪を購入しようとしていて、ずっと着けていきたいし、パートナーにも着けていてもらいたいとお考えの方は、そのコツが記載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

結婚指輪を普段つけない理由

結婚した夫婦のほとんどが購入している結婚指輪ですが、そのうちどれぐらいの方々が毎日
着けていると思いますか?
ゼクシィの調査によると(※1)なんと女性で約5割、男性で約4割の方しか着けていないことがわかりました。休日やお出かけのときだけという、毎日ではないけれど、たまに着けている方もいますが、まったく着けていないという方が、女性で4割弱、男性は約6割と、毎日着けている人の倍いるという結果になっています。なぜ、せっかく愛を誓い合い、その証として交換した大事な結婚指輪をつけないのでしょうか。その理由を見ていきましょう。

 

※1 ゼクシィ(「相手が結婚指輪をしない…」普段着けない人は3割以上。その理由は?)

①仕事の都合で着けられない

男性女性ともに着けない理由の上位にくるのが「仕事の都合上着けていられない」ということです。作業着を着てものづくりをしている現場の方や、薬品を扱うお仕事の方、建設関係の方などは、作業の邪魔になるなどの安全面の理由で、また、食品関係や介護職、美容師の方などは衛生面の理由で、仕事中着けることができません。
そういう方々は普段指輪のない状態で過ごしているので、それに慣れてしまい、休日もそのまま着けずに生活している人が多いようです。

②サイズが合わなくなって着けられない

年齢の高い女性に多く見られる理由ですが、男性でもこれを理由にあげている人も多いです。女性の方は、妊娠、出産を経るとサイズが合わなくなることがあります。
年を重ねて指が太くなってしまったり、ダイエットや病気で指が細くなってしまったり、体型の変化も指輪を着けなくなる大きな理由です。逆に、体型が変化しても無理して着け続けていると、皮膚のトラブルを招いたり、知らぬ間に抜け落ちて失くしてしまうこともありますので、注意しましょう。

③失くしたり傷つけたくない

大事にしているからこそ、着けないという方もいらっしゃいます。結婚間もない若い世代に多い理由で、買ったばかりの綺麗な状態を長く維持したいと思うようです。
日々手はいろいろな刺激を受けていますので、傷は避けられません。宝石が付いているような指輪は取れてしまう可能性もあります。一生ものの結婚指輪だから大事にしたい、という理由に共感する方もいらっしゃることでしょう。

④アクセサリーが苦手、アレルギー体質

元々アクセサリーを着けること自体が苦手という方や、買ったときは問題なかったのに金属アレルギーが発症して着けられなくなったという方もいらっしゃいます。
アクセサリーに苦手意識をもつ男性も多く、結婚式以来一度も着けていないという方もいます。
「将来アレルギーが出るかも」とイメージするのは難しいかもしれませんが、発症しても影響を受けない素材を選ぶことを購入時に検討してもよいでしょう。

⑤好みが変わった

年齢を重ねると当然、趣味趣向は変化していきます。若いころは気に入っていた指輪のデザインにも飽きがきたり、おしゃれに対しての意欲の衰え、華やかなデザインの場合は着けているのが恥ずかしいなど、年齢を重ねた意識の変化も理由にあるようです。
飽きのこないシンプルなデザインのものや、着け心地などを意識した観点で指輪を選ぶことも大切ですね。

 

身につけられない方へ(着用アイデア)

「サイズが合わなくなった」「アレルギーで着けられない」などで指にははめられないものの、結婚指輪を肌身離さず持ち歩きたいという方に、違う方法で身に着けるアイデアを紹介していきます。

①ネックレスにして持ち歩く

結婚指輪にチェーンを通せば、ネックレスとして身に着けることができます。
ただ、金属同士なので長い時間使用していると傷がついてしまう可能性があります。気になるという方は、やわらかい素材のものを指輪とチェーンの間にはさんだり、革のひもを利用すると傷を防ぐことができます。しかし、今度はやわらかい素材故に強度という面で不安が出てきてしまいます。
切れて落としてしまうことのないように、メンテナンスはしっかりと行いましょう。

②お財布やケースにいれて持ち歩く

アクセサリー自体が苦手な方や、ネックレスだと煩わしさを感じるという方は、お財布や指輪ケース、巾着などに入れて持ち歩きましょう。大きいものではないので、カバンの片隅に入れておいても邪魔にならずそばに置いておけます。
ただ、小さいので紛失の恐れがあります。あまり小さすぎるケースではなく多少存在感のあるケースのほうが、落としても気付きやすく、目に付きやすくていいかもしれません。

 

相手に結婚指輪をつけてもらうには

「女性は着けているのに、男性は着けていない」そんなご夫婦も多いのではないでしょうか。男性はとくに気にしていなくても、女性の内心は「一緒に着けてほしい」と思っているかもしれません。とくに結婚間もない夫婦であれば、「もしかしたら浮気しているかも…」なんて不安に感じる方もいらっしゃいます。
仕事の関係やアレルギーの問題ではなく、ただ着けたくないから着けていないという相手に着けてもらうにはどうしたら良いのでしょうか。
うまく着けさせるためのアイデアをいくつか紹介していきます。

①想いをまっすぐに伝える

結婚して何年か経っていると、なかなか指輪を着けてほしい想いを伝えるのは恥ずかしい面もあるかもしれません。しかし、不安な思いをしていることを素直に伝えれば、きっと愛するパートナーであれば理解してくれるはずです。突然そんな想いを告げられたら、驚きながらも案外すんなり着けてくれるかもしれませんね。

②着けない理由を聞いて解決策を提案する

着けない理由があるのであれば、その問題を聞いて解決する方法を提案してあげましょう。
指につけるのが煩わしいのであれば、前記したようなチェーンを通してネックレスにしたり、専用のケースにいれて肌身離さず持ち歩いてもらったり、毎日は無理なのであれば、「休日だけ」とか「お出掛けするとき」など、着ける条件を提示してあげたり、デザインに飽きたりサイズが合わなくなったのであれば、今合う指輪に買い替えを進めたりなど。
指輪がどうしても無理というのであれば、腕時計やキーケースなど、ほかのお揃いのアイテムを身に着けてもらうというのもありですね。

 

着けるだけで安心する大切な愛の証

結婚指輪を着ける着けない問題について見てきました。着けない理由としては、着けたくないから着けないというよりも、仕事などの理由で着けられない方が多いようです。
とはいえ、指輪は着けるだけでパートナーが安心できる大切な愛の証です。普段着けていない方は、多少の面倒くささや煩わしさは我慢して、着けられるときは相手を思いやって着けてくださいね。